福岡県大牟田市〜佐賀県鹿島市を結ぶ、総延長約55kmの高規格道路有明沿岸道路。
有明沿岸道路は現在建設中のところもあり、全ては完成していません。
今回は
- 有明沿岸道路はどこまで開通?
- 有明沿岸道路は無料?
- 有明沿岸道路の基本情報
を写真や地図を使って解説していきます。
知っておくとかなり便利な道路です。
有明沿岸道路の基本情報

前述の通り、有明沿岸道路は福岡県大牟田市〜佐賀県鹿島市を結ぶ総延長約55kmの高規格道路。
2021年3月14日に大川東IC〜大野島ICが開通したことで、福岡県内の27.5kmは全線開通しました。
ちなみに、大野島(福岡)は佐賀との県境になります。
佐賀方面は嘉瀬南IC(佐賀市)〜芦刈南IC(小城市)が既に開通。
2021年7月24日に芦刈南IC〜福富IC(3.5km)が開通予定です。
上の地図を見るとわかる通り、嘉瀬南IC〜大野島ICがまだ繋がっていないことから、佐賀のメイン部分はまだ開通していないということになります。
気になる有明沿岸道路の料金は無料です。
どこからどこまで移動しても無料です。
有明沿岸道路に期待される主な役割は
- 国道208号線の渋滞緩和
- 佐賀空港へのアクセス向上
- 観光業の活性化
- 災害時のライフライン
などが挙げられます。
有明沿岸道路の雰囲気
では、ここからは有明沿岸道路の雰囲気を写真を使ってお伝えしていきます。
こちらは大牟田ICの様子↑
有明沿岸道路は完全無料のため、高速道路のように入り口にゲートはありません。
こちらは実際の有明沿岸道路の様子↑
ご覧のように一車線。
途中、追い越しレーンがある区間もあるのですが、基本ずっと一車線です。
そのため、一台でも遅い車がいると後ろに影響が出ます。
有明沿岸道路にはサービスエリアなどはありません。
こちらは2021年3月に開通したばかりの大野島IC付近の様子。
写真は、筑後川にかかる有明筑後川大橋です。
この橋の上からは、同じ筑後川上にある筑後川昇開橋を眺めることもできます。
現時点では、福岡と佐賀は繋がっていません。
しかし、2022年に大野島ICと(仮)諸富ICが開通予定なので、両県が有明沿岸道路で繋がることになります。
大野島と佐賀市の間にある早津江川の上には、橋が建設中です(赤丸部分)↑
佐賀方面にはまだ未開通の場所が多いのですが、2022年に福岡〜佐賀が繋がることで、有明沿岸道路の注目度も更に増すと思われます。
福岡・佐賀関連記事
福岡と佐賀を結ぶ有明沿岸道路。
両県の間にある大野島という島は非常に面白い島です。
有明沿岸道路のICがある大野島は、隣の佐賀県の大託間島とは陸続きになっています。
以前、当サイトではこの2つの島を「福岡と佐賀が共存する島」として特集しました。
気になる方はこちらの記事をどうぞ↓
県境に興味のある方は、きっと興味を持つ島だと思います。
有明沿岸道路は熊本まで延伸?

まだまだ先の話、というか本当に実現するのか定かではないのですが、有明沿岸道路は将来的に熊本まで延伸する構想もあるようです。
そうなったら有明海沿岸の利便性が一気に増しそうですね
以上、有明沿岸道路の基本情報でした。