KBC(九州朝日放送)の本社といえば、福岡市中央区長浜。
あの赤白のタワーでお馴染みです。
しかし、以前、KBCの本社は久留米にあったのです。
今でもその痕跡は久留米に残っています。
今回は写真を交えながら、KBCが今の中央区長浜に移転するまでの歴史を辿ります。
KBCの本社は久留米にあった?
西鉄久留米駅から徒歩10分ほどの場所に久留米シティプラザ(上記の写真)という総合文化施設があるのですが、そこの1階(六ツ門テラス側)にKBCが久留米にあった痕跡は残っています。
その痕跡はエスカレーターの横にひっそりとあります。
これは当時、実際に使われていたラジオマイク。
下記はプレートに記載されている内容↓
九州朝日放送創立の地
九州朝日放送(KBC)は1953年8月21日に会社設立し1954年1月1日午前6時、当地にあったデパート旭屋の屋上で本放送を開始しました。
つまり、KBCの本社は昔ここにあったのです。
旭屋とは後の久留米井筒屋のことです。
KBC、長浜移転までの流れ
KBCの本社はいつまで久留米にあったのか?
現在の長浜に移転したのはいつ?
下記は大まかな流れになります↓
年 | 内容 |
1953年8月21日 | 九州朝日放送株式会社、設立登記完了。 本社は久留米市。 |
1956年12月25日 | 本社を福岡市東中洲(現・福岡市博多区中洲)花の関ビルに移転 |
1959年2月8日 | テレビ開局を機に本社を福岡市中央区長浜に移転 |
参照:Wikipedia
KBCの本社が久留米にあったのは約3年と短いものでした。
その後、東中洲を経て1959年に中央区長浜に移転して現在に至ります。
ちなみに、開局当初はラジオがメイン。
それだけに久留米シティプラザに展示されているマイクの意味合いは大きなものになります。
長浜移転と共にテレビが開局することになります。
まとめ
以上、KBCの本社の歴史についてでした。
大事な点を要約すると
- KBCは久留米で創立
- 久留米に本社は3年あった
- 1959年以降は現在の長浜に本社がある
KBC発祥の地が気になる方は久留米シティプラザに行くと、その痕跡を見ることができます。
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