地島とは?
地島(じのしま)は、福岡県宗像市に属する島。
人口は164人(2015年)で、島の周囲は約9.3kmと非常にコンパクトだ。
地島の集落は、泊と白浜の2つに分かれる。
その為、小さな島でありながら泊港と白浜港の2つの港がある。
共に宗像本土の神湊港からフェリーで行き来することができ、所要時間は「神湊港⇆泊港」が約10分、「神湊港⇆白浜港」が約15分となっている。
島民の多くは漁業で生計を立てている。
特産品は椿。島のほとんどは山林で、その中には6千本ものヤブツバキが自生している。椿油は一升1万円以上で取引される高級品だ。
地島の雰囲気
主産業が漁業と言うだけあって、多くの船が海に浮かぶ。
遠くに見えるのは宗像本土。
大島は人口731人(2010年)と地島の4.5倍の人口。
福岡県で一番大きな島だ。
泊港から白浜港までは徒歩30分程。その間、道は舗装されているので歩きやすい。しかし、途中で結構な坂がある為、少ししんどい。
因みに、白浜港ができる以前、この周辺には美しい白砂の浜辺があったそうだ。
漁村留学とは?
地島の小学校では、漁村留学というちょっと聞きなれない制度を導入している。
以前、テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」にて地島の漁村留学を取り上げていたので、下記にその点をまとめて見た。
地島に学校は一つしかない。それは、地島小学校だ。
地島小学校の全校児童は15人(2015年)。島全体の人口が164人なわけだから、島民の11人に1人は小学生ということになる。
しかし、この15人というのにはカラクリがあり、実はそのうちの5人の小学生が漁村留学で島の外からやってきた生徒なのだ。
漁村留学とは、島の外の小学生が親元を離れ、1年間という期限付きで地島小学校に留学する制度。
漁村留学生は、なぎさの家という場所で共同生活することになる。
番組で取り上げられていた2015年はちょうど漁村留学は13期生で男子3人・女子2人から構成されていた。
なぎさの家の間取りは5LDK。見た感じ、古民家といったところか。
なぎさの家で共同生活をするにあたり、いくつかのルールがある。
まずはじめに生徒は家族との電話を禁止されている。やり取りは手紙のみ。理由は電話で家族の声を聞くと寂しくなるから。
その他、生徒たちは洗濯物は自分たちで畳み、お風呂掃除も当番制となっている。これは生徒の自立を促すためだろう。
地島は、なぜ漁村留学制度を導入したのか?
それには島の切実なる事情があった。
島の子供の人口は年々減少。人口の半分を65歳以上が占めるという現状だ。
そのような事情を考慮し、小学校存続のため、2002年から漁村留学制度を導入したのだ。
それ以後、一年という期限付きで全国から地島へ漁村留学生が来るようになった。
番組の紹介によると、それまで内気だった生徒が自然溢れる島にやってきたことで明るい性格になった例も多々あるそうだ。
学校の後、海で水遊びをする生徒たちの姿を見ていたら、その結果にも納得できた。
また、島民たちも子供が来て島に活気が戻るため、この制度を歓迎しているとのこと。
因みに、漁村留学にかかる費用は食事代、光熱費など諸々含めて月4万円だそうだ。
地島へのアクセス
- 神湊港⇆泊港 約10分
- 神湊港⇆白浜港 約15分
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