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KBCタワー(148m)は航空法(76m)に引っかからないのか?

KBCタワー

 

KBCタワー

中央区長浜に一際目立つ建物がある。

それはKBCタワーだ。

KBCタワー
あの赤白タワーの高さは148メートルもある。

周りに高いビルがないだけにその存在は一際目立つ。

ここで勘の良い方はある法律を思いつくことだろう。

それは航空法だ。

この周辺は福岡空港から近いため、航空法で76メートル以上の建物は禁止されているのだ。

KBCタワーの148メートルという高さは、航空法の基準を72メートルもオーバーしていることになる。

「福岡好いとぉ」で謎解き

先日、KBCの番組「福岡好いとぉ」で、そのKBCタワーの高さについて触れていた。

「福岡好いとぉ」とはKBC創立65周年を記念して羽鳥慎一アナをMCに迎え、月一で放送している特別番組のことだ。

番組内の解説をまとめると下記のようになる。

KBCタワーが完成したのは昭和34年

高さ制限が設けられたのは昭和48年

つまり、KBCタワーは高さ制限が設けられる14年も前に完成していたのだ。

よって、例外的に認められているらしい。

こちらは博多埠頭周辺から見たKBCタワーの様子。他の建物と比べるとその高さは一目瞭然。

因みに、KBCタワーが建設された頃、まだ今のように機械化は進んでおらず、人が命綱無しで手作業で工事をしていたそうだ。

番組内で流れていた古い映像には、職人さんがかなり高い場所でペンキ塗りをしている様子が映し出されていた。完成までには1年かかったそうだ。

当時周りに高い建物がない中で、いきなり148メートルものタワーが出来たものだから周辺住民はさぞかしびっくりしたことだろう。