今回のテーマはハコザキとダザイフについて。
なぜカタカナで書いているのかというと、この2つにはそれぞれ違う漢字表記があるからです。
- 箱崎、筥崎
- 太宰府、大宰府
のように。
どちらにも筥崎宮、太宰府天満宮という歴史ある神社があります。
果たして、漢字表記の違いに神社は関係しているのでしょうか?
箱崎と筥崎
まずは箱崎と筥崎の違いについて。
同じ「ハコザキ」でも下記のように表記が分かれています↓
箱崎
- 箱崎駅
- 福岡市東区箱崎(住所)
- 箱崎小学校
- マクドナルド 3号線箱崎店
- セブン-イレブン 福岡箱崎1丁目店
筥崎
- 筥崎宮
- 筥崎宮花庭園
なぜこのように漢字表記が違うのでしょうか?
勘が良い方は、上記の一覧表を見てわかることでしょう。
筥崎宮に関連しているものは「筥崎」、そうでないものは「箱崎」となっているのです。
これは筥崎宮を敬ってのこと。
あの筥崎宮と同じ漢字を使うなんて畏れ多くてできないという、筥崎宮に対しての敬意なんですね。
太宰府と大宰府
同じ「ダザイフ」でも下記のように表記が分かれています↓
太宰府
- 太宰府駅
- 福岡県太宰府市(住所)
- 太宰府市役所
- 太宰府天満宮
- 太宰府小学校
大宰府
- 大宰府政庁跡
- 大宰府政庁
ハコザキと違って、ダザイフの場合は「、」があるかないかなので微妙な違いです。
気になる点の有無の違いは
- 太宰府 → 現在の地名を表記する場合
- 大宰府 → 古代の役所を表記する場合
となっています。
つまり、「大」は昔のものということになります。
まとめ
以上、「ハコザキ」と「ダザイフ」の漢字の違いについてでした。
まとめると
- 「筥崎」は筥崎宮関連、「箱崎」はその他を表記
- 「太宰府」は現代、「大宰府」は過去のものを表記
となります。
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