どうも、福岡タウン情報の管理人です。
最近、バタバタしていたもので久々の更新となります。
今回のテーマはタイムスリップです。
先日、掃除をしていたら物置から45年前の福岡の地図が出てきました。
おそらく、祖父母が持っていたものだと思われます。
何気に昔の地図を見ていたら、そこには知らないことが結構たくさんありました。
今回は驚いた点を中心に昔の福岡をお伝えします。
Contents
45年前の冊子
こちらが物置から出てきたもの↑
全ページわずか40ページの冊子(そのほとんどがクーポン)。
タイトルは「博多旅情」。
表紙には全日空の文字も。
しかし、裏側に「博多全日空ホテル 12月2日オープン」と書いてあることから、1976年に発行されたものと思われます(博多全日空ホテルは1976年開業)。
45年前のものですが、きれいな形で残っていました。
45年前の福岡の地図
上記は天神から博多駅にかけての地図です。
少し文字が見えにくいかもしれませんが、そこには今と違う地図があり、色々とびっくりさせられました。
特に気になった点を、現在の写真を交えながら解説していきます。
RKBは天神南にあった?
個人的に一番驚いたのがRKBが天神にあったことです。
地図で見ると、薬院駅近くに「毎日放送局」と書いてあります。
テレビ局が移転するなんてすごい!
と思ったのですが、よくよく考えてみるとここ数十年のうちにテレビ朝日、日本テレビ、フジテレビ、テレビ東京、TBSも移転しているわけで、テレビ局の移転はそう珍しい話ではないようです。
NHKは天神にあった?
またテレビ局の話題になるのですが、昔はNHKも天神にあったようです。
NHKが以前あった場所は現在の岩田屋新館の所。
道を挟んですぐの場所には、福岡電々ビルがあったようです。
NHKと福岡電々ビルのあった場所は、現在の写真だとこうなります↑
アクロス福岡の場所に県庁
45年前の地図を見ると、しっかりとそこには県庁があります。
ちなみに、アクロス福岡の住所が「福岡県福岡市中央区天神一丁目1番1号」と分かりやすいのは昔、福岡県の中心となる県庁があった名残りです。
統合された小学校
その他、現在は統合されて消えた冷泉小学校、御供所小学校、奈良屋小学校も45年前の地図には残っています。
学校があった広大な敷地は、ご覧のように空き地になっています。
キャナルシティ博多はゴルフ場だった?
どうやら昔はゴルフ場があったようですね。
地図を見ると、キャナルの場所には「福岡ゴルフセンター」「カネボウ福岡ボーリングセンター」と書いてあります。
調べた所、この辺一帯は昔、カネボウ博多工場があったそうです。
前述の博多ゴルフセンターもカネボウの運営でした。
あれ!? 昔の写真集でキャナルのあった場所に大きなプールがあったのを見たことあるけど・・・
そう思って調べてみると、そのプールもカネボウ運営のものでした。
順番的には
カネボウ博多工場 → プール → ゴルフ場 → キャナルシティ博多
のようです。
地下鉄がない
何度も地図を見ているうちに、あることに気づきました。
それは45年前の福岡には地下鉄がないこと。
この冊子が発行された1976年には、まだ福岡に地下鉄は存在していませんでした。
その代わり、地図をよく見ると天神から博多駅にかけて路面電車が走っていたことがわかります。
小さな文字ですが、地図には「柳橋」「住吉」「駅前四丁目」など今はなき停車駅の名前が書かれています。
博多駅周辺は昔は何もなかった?
最後に地図を見て気になった点を一つ。
それは博多駅周辺にランドマーク的な建物があまり載っていないこと。
博多駅周辺はほとんどが空白です。
筑紫口側に至っては何も載っていません。
現在の賑やかさから考えると違和感を感じます。
おそらくですが、45年前の博多駅周辺は本当に建物があまりなかったと考えられます。
以前、白黒の写真で見たのですが、昔の博多駅周辺は田んぼばかりでした。
博多駅が現在の場所に移転したのは1963年のこと。
76年当時、博多駅周辺はまだ今ほど栄えていなかったのかもしれません。
そう考えると、博多全日空ホテルが1976年に博多駅近くに開業したのはかなり大きかったのではないでしょうか。
まとめ
以上、45年前の福岡の地図についてでした。
現在、福岡は天神ビッグバンを中心とした未曾有の再開発が進んでいます。
45年後、福岡の地図は再び驚くほど変わっていることでしょう。
もしかしたら、それは今回の45年とは比べものにならないくらい変わっているかもしれません。
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