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昔の博多駅|解体中の様子(2008年)|現在と比較

博多駅

九州最大のターミナル駅として多くの人が行き交う博多駅。

その博多駅が現在の姿に生まれ変わったのは2011年3月のこと。

新しくなった駅ビルには東急ハンズや博多阪急も入り、毎日多くの人でごった返す。

そんな博多駅だが、旧駅ビルの解体から新駅ビルができるまでのしばらくの間、寂しい状態が続いていたのをご存知だろうか?

上の写真を見ていただければ、それは分かるはず。

写真は2008年5月に撮影したもの。

現在、東急ハンズや丸善、くうてんがある場所には空が見える。

今回は、この解体時の博多駅を振り返りたい。

解体中の博多駅

それは2008年のことだった。

当時、東京に住んでいた私は久々に帰郷することに。

そして、博多駅の変わり果てた姿を見てびっくりするのであった。

それまで福岡にいた頃、結構な頻度で博多駅を利用していたのだが、そこには私の知っている博多駅はなかった。

あまりにも殺風景だったのだ。

博多駅
こちらはその当時の博多駅博多口の様子。

それまで駅ビルがあった場所は空になっており、所々にクレーン車が高くそびえ立つ風景は異様なものだった。

もっと解体の様子をよく見える場所はないか。

そう思って博多駅に隣接する博多バスターミナルへ。

博多駅
予想通り、博多バスターミナルの高層階からは博多駅解体の様子が見えた。

ご覧いただければ分かる通り、解体作業はJR鹿児島本線のホーム真横部分まで行われていた。

この頃、巷では新駅ビルには大きな百貨店が入るかもしれないという噂が立っていた。

しかし、その頃の私と言えば、未来どうこうよりも変わり果てた博多駅の姿を見て一つの時代の終焉をただただ感じるばかりであった。

因みに、写真右奥に写っている郵便局もこれから数年後には解体され、KITTE博多が新しく建つことになる。

昔の筑紫口の風景

大々的な解体→新駅ビルは博多口のみ。

筑紫口は外観に関しては今も昔と変わらない。

しかし、筑紫口周辺でも大きな変化が起こっている。

2008年当時、何気なく撮った一枚の写真にそれは写っていた。

都ホテルこちらは博多駅筑紫口から見た風景。写真中央にはでかでかと白い建物が写っている。

そう、都ホテルだ。

1972年から博多駅の目の前という好立地にあった都ホテルは2016年3月をもって営業終了。

その後、この大きな建物は綺麗に解体され、今は2019年秋の開業を目指して都ホテル博多というホテル兼商業施設が建設されている。

こうして見ると、博多駅、及びその周辺ではここ10年でかなりの変化があったと言えるだろう。

新しくなった博多駅

ここからは今回紹介した部分の新しくなった風景を見ていきたい。

博多まずは博多駅博多口から。

ご覧のように巨大な駅ビルへと生まれ変わった。

駅ビルの中には東急ハンズ、博多阪急の他、飲食店、本屋、映画館と何でも揃っており1日楽しめる場となっている。

また、その奥には新しくKITTE博多がオープンした。

駅前広場はクリスマスになるとイルミネーションで光り輝き、新たな観光名所となっている。

都ホテルこちらは2019年春に筑紫口から見た風景。

それまで白い壁の存在感が大きかった都ホテルは、ガラス張りの建物へ一新。

開業は2019年秋を予定している。

地下〜地上2階は商業施設になるそうだ。

客室は208室。現在、観光客の増加で宿不足に悩む福岡市。博多駅前という好立地のホテルは、たくさんの需要が見込まれることだろう。

以上、昔の博多駅と現在の博多駅の比較でした。

博多駅周辺を歩いてみると、結構たくさんの老朽化が目立つ大きなビルがある。おそらく、これらのビルもここ数年から10年の間に取り壊されて新しいビルが建つことだろう。

これまでの10年同様、これからの10年も博多駅周辺では大きな変化が起こりそうだ。