皆さんは福岡に片道300円で乗れる新幹線があることをご存知でしょうか?
今回は「300円で乗れる新幹線」と題してレポート。
切符&ホーム
300円新幹線の区間は「博多駅→博多南駅」。距離は8.5km。乗車時間は8分となる。
これが切符の写真(行ったのは2017年5月)。切符は博多駅の新幹線の自動販売機で普通に買える。300円の内訳は乗車券200円、特別料金100円となる。切符は二枚。自動改札機には二枚同時に入れれば大丈夫。
博多駅の新幹線ホーム。同じ博多駅でも在来線と雰囲気が違う。スーツ姿のビジネスマンが多い。他県からの旅行者っぽい人が多い。そして、修学旅行生がたくさんいた。
因みに、博多駅の新幹線の改札の中には本屋、売店のほか、ちょっとした休憩室がある。休憩室にはクッション性のゆったりできる椅子があり、テレビも流れている。
個人的には、改札の中に入って普段と違う雰囲気を味合うだけでも300円の価値があるように思えた。
新幹線の中
ホームでしばらく待っていると新幹線到着。こちらが新幹線の中の様子。ほとんどの乗客は博多駅で降車。博多南駅に行く人はわずか。よって新幹線はほぼ貸切状態。なんとも贅沢な空間。
こちらが新幹線の中からの様子。在来線に比べるとガタンゴトンと揺れることもなく、滑るように早いスピードで博多南駅へと向かう。
あっという間に博多南駅へ到着。ホームに降りてびっくり! なんとも狭いスペース! 在来線でも狭いと思われるスペースが、新幹線専用のホームになっているのだ。危なくないかと少々戸惑う。
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博多南駅周辺
ついに博多南駅に到着。駅名に博多とつくが、その街の雰囲気は博多駅周辺とは大きく異なる。それもそのはず。博多南駅周辺は福岡市ではなく、筑紫郡那珂川町となるのだ(駅は福岡県春日市上白水八丁目)。商業施設があるというよりも、ベッドタウンという感じ。
博多南駅の駅ビルには屋上があり、そこから街を一望することができる。
こちらが博多南駅前の様子。ドラッグストア、スーパーなどが点々とあるだけだ。少し歩くともう住宅街。雰囲気的には車社会という印象を受けた。
昼時で空腹。ネットで調べると、少し歩くが「空海」という那珂川では有名なラーメン屋さんがあるそうだ。早速、向かうことに。
こちらが空海(那珂川本店)のラーメン。色々とラーメンの種類があったが、白豚ラーメンというのが基本らしいのでそれを頼む。価格は580円。替え玉は120円だった。気になるお味はコクがあり、クリーミーで美味しかった。お腹が空いていたこともあり、ペロリ。
しばらく那珂川町を散策。だが、残念ながらそんなに観光できるような場所はなかった。中心となる道路は車がたくさん行き交う。車がないとこの周辺は移動しづらいと痛感。駅へ戻ることに。
駅に戻って数分で新幹線がやってくる。ここで嬉しい発見が。来た時と違う車両。後で調べると、時間帯によって新幹線の車両も違うようだ。
そのまま博多駅へ戻り、普段の生活へ。結論から言うと、片道300円で新幹線に乗れる、しかも普段と少し違う雰囲気を味わえる。使わない手はない! 気になった方は一度試してみることをお勧めする(本当に駅周辺は何もないが)。