万田坑
万田坑は宮原坑に続き開削された坑口。明治時代に国内で作られた炭坑施設としては最大規模。
当時、炭坑業界の模範となるような施設にする為、三井が総力を挙げて建設したと言われている。
万田坑は熊本県荒尾市にある。
住所の上では熊本県だが、福岡とは絵に描いたような県境にある。
地図で見ると上記の通り。万田坑のすぐ北側はもう福岡県大牟田市だ。
万田坑は1998年に国指定重要文化財、2000年に国指定史跡、2015年に世界文化遺産に登録されている。
万田坑の営業時間・入場料
公開日:月曜・年末年始を除く毎日
時間:9:30〜17:00(最終入場16:30)
入場料:大人410円、高校生300円、小中学生200円
宮原坑は入場料が無料だが、万田坑は入場料が410円かかる。宮原坑の後に万田坑を訪れた私は、その差はなんだろうかと疑問に思った。しかし、中に入って見学すると入場料410円に納得の内容だった。その詳細は下記の通り。
万田坑の雰囲気
宮原坑は大きな立坑櫓があり、その横に専用鉄道が走っているという構図だった。
それに対して、万田坑は立坑櫓の他、職場(修理場)、事務所、給油タンク、浴場まで綺麗な形で残っていた。しかも敷地面積も広い。
メカにあまり詳しくない私が見て感動した位なので、詳しい人が見たら尚更だろう。
よくぞここまで綺麗に残しておけたと感心するばかりだ。
万田坑の駐車場
万田坑のすぐ近くには駐車場があり、72台収容できる。駐車場から万田坑の入り口までは約100メートルほど。
駐車場は自由に行き来できる形式で無料。
万田坑ステーション
万田坑ステーションとは、2009年にできた施設でまだ建物も新しい。
建物中には展示室があり、模型の他、万田坑・三池炭坑に関わる資料や写真を見ることができる。
万田坑に行く前に見ると良いかもしれない。
建物内にはトイレもある。
万田坑ステーションで、万田坑の入場チケットを買うことができる。
万田坑へのアクセス
住所:〒864-0001 熊本県荒尾市原万田200−2
- 大牟田駅から西鉄バスで笹林・一部橋経由倉掛方面へ。神田または倉掛で下車。
- 荒生駅から産交バスで万田中・倉掛方面へ。万田坑前で下車。