”北九州の台所”として、多くの人に愛されてきた旦過市場。
その旦過市場で4月に火災があり、北九州に大きな衝撃が走りました。
火災後の現在の様子は、当サイトにて先日お伝えしたところです↓
追記(2022年8月にも火災)↓
今回は心機一転、旦過市場の未来についてお伝えします。
既にご存知の方も多いと思うのですが、旦過市場は今後、大規模な再開発が行われ、新しく生まれ変わる予定です。
今回は再開発の
- 時期
- 工程
- 完成図
を中心にお伝えします。
再開発に伴い、旦過市場の横を流れる神嶽川、近くを走るモノレール旦過駅にも大きな変化が起こります。
旦過市場の再開発はいつから?
旦過市場の再開発は2022年〜2027年に行われると発表されています。
具体的にいうと、2022年に解体作業が始まり、2027年に市場全体の再開発が完了する予定です。
再開発はA〜Eの5つの地区に分かれ、順次「解体→建て替え」が行われていきます。
現段階では
- A地区 → 2024年
- BC地区 → 2025年
- DE地区 → 2027年
に再開発が完了予定。
”現段階”と付ける理由は、今は4月に発生した火災の瓦礫撤去作業を優先して行っているからです。
その為、2027年完了に少し遅れが生じる可能性があります。
旦過市場の再開発【完成図】
旦過市場の完成予想図はこちらになります↓
新しい旦過市場は4階建になります。
内訳は
- 1〜2F → 店舗
- 3F〜屋上 → 駐車場
駐車場は約150台収容可能です。
神嶽川の整備
旦過市場再開発で注目されるのは、建物だけではありません。
隣を流れる神嶽川(かんたけがわ)にも大きな変化が起こります。
これを見る限り、神嶽川も大幅に改修されます。
神嶽川といえば過去、豪雨時に氾濫し、旦過市場が浸水したこともあります。
今回の再開発にあたり、神嶽川には新たな護岸が整備されます。
その為、旦過市場は川から内側へ13メートル移動。
つまり、再開発によって旦過市場の面積は縮小するものの、その分、上に伸びるということになります。
旦過市場がモノレールと繋がる?
旦過市場の真横には、北九州モノレール・旦過駅があるのですが、この駅と市場が繋がることも検討されています。
それは先ほど見た完成図からも伺い知れます。
もし実現すれば、雨の日は便利になりそうですね。
駅と市場は間近なので実現性は高そうです。
まとめ
以上、旦過市場の再開発についてでした。
再開発の大きな点をまとめると
- 2027年完了予定
- 5地区が順次「解体→建て替え」される
- 市場は4F建の建物になる
- 隣を流れる神嶽川に新しい護岸が整備される
- 護岸整備に伴い、市場は13メートル内側に移動
- 旦過駅と連絡通路で繋がる可能性がる
ということになります。
4月に起きた火災はショックでしたが、この旦過市場の未来図は以前からあったもの。
先日、旦過市場へ行った際、瓦礫はほぼ撤去され、新しく生まれ変わろうとしていました。
今は未来の旦過市場に期待しましょう。
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