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九電記念体育館、3月31日に閉館|閉館当日の様子|55年の歴史年表

九電記念体育館

九電記念体育館(中央区薬院4丁目)が2019年3月31日をもって閉館。

開館から55年の歴史に幕を閉じた。

今回は九電記念体育館の閉館日の様子、及び九電記念体育館の55年の歴史を振り返りたい。

九電記念体育館、3月31日に閉館

九電記念体育館
九電記念体育館の最終日となった3月31日は、「ありがとう九電記念体育館」と題して9:30〜17:00まで館内でイベントをやっていた。

誰でも入場OKで体力測定、風船を使った競技、体操など様々なイベントが行われていた。

その他、申込者限定でバレーボール教室(10:00〜12:00)、ラグビー体験教室(12:30〜14:30)も行われた。

九電記念体育館2F観客席から見た九電記念体育館全体の様子。

九電記念体育館の竣工は1964年。地上3F・地下1Fの建物だった。

収容人数は、固定席1,992席、立見席380人。

九電体育館2F客席の椅子。

色褪せた木のフレームが歴史を物語る。

今でこそ古い建物となった九電記念体育館だが、開館当初は最先端を行く建物だったはずだ。

九電記念体育館の55年の歴史年表

下記は九電記念体育館で55年の間に起こった主な出来事。

出来事
1964年 九電記念体育館オープン
1970年 ザ・ドリフターズ「8時だョ!全員集合」公開放送
1974年 エルトン・ジョン コンサート
1974年〜1980年 大相撲11月場所開催
1975年 ボクシングWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
1975年 クイーン ジャパンツアー
1976年 カーペンターズ ジャパンツアー
1977年 エアロ・スミス ジャパンツアー
1978年 新日本プロレス 
アントニオ猪木 vs 星野勘太郎
2003年 九電から福岡へ建物を無償譲渡
2005年 西方沖地震 玄界島住民431名の避難場所として提供
2006年 ボクシングWBC世界フェザー級タイトルマッチ
2019年 3月31日をもって閉館

ご覧の通り、開業から10年は大きなスポーツイベントの他、世界的な歌手のコンサートがあったりと驚くばかりだ。

2005年に起きた西方沖地震の際には、玄界島住人193世帯431名に避難場所として提供された。

エントランスには、九電記念体育館の歴史を振り返る展示コーナーも。

現在は福岡国際センターで行われている大相撲九州場所。

1974年〜1980年まではここ九電記念体育館で行われていた。

少し小さいかもしれないが、その時の様子は上記の写真右側にある。

一つの時代の終わり

下記は4月1日以降の九電記念体育館のホームページの様子。

 

九電記念体育館

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九電記念体育館が閉館した3月31日は、福ビル(天神)と博多スターレーン(博多)の閉館日でもあった。

福岡を象徴する建物が一気に閉館を迎えたことで一つの時代の終わりを感じる。

終わりがあれば始まりがある。

新しい時代がもっと良くなることを期待したい。