若八幡宮は福岡市博多区にある全国的に有名な厄除け神社。
博多駅からは徒歩で約10分、祇園駅からは約6分の場所にあります。
年初から旧正月にかけては祈願で多くの人が列をなし、繁忙期には2時間待ちになることも。
私自身、若八幡宮で過去5回の祈願経験があります。
この時の経験を元に記事を作成しました。
写真や図をたくさん使って解説するので若八幡宮にまだ行ったことがない人でも、これを見れば大体の雰囲気が分かるはずです。
基本情報の他、祈願の手順、祈願章、初穂料(祈祷料)、所要時間、アクセス、駐車場、コロナ対策なども詳しく解説しています。
お役立てください。
追記
若八幡は2021年12月にリニューアルしました。
詳細は下記【リニューアル】をご覧ください。
Contents
基本情報
まずは基本情報から。
若八幡宮の詳細は下記の通り。
祈願受付時間
午前9時30分〜午後4時30分
※受付時間に関しては変更あり。詳しくは、この項の下の「追記」参照↓
祈願受付できない日
・12月16日〜12月30日 ※大祭準備のため
・元旦・旧正月 ※大祭後片付けのため
※旧正月は年によって違う。2024年の旧正月は2月10日(土)。
その他
春季大祭(4月3日)、秋季大祭(11月3日)は午前10時30分〜昼12時頃まで祈願受付は中断。
住所
〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目29−47
※下記「アクセス」に地図&アクセス方法(徒歩&駐車場)を解説しています。
※追記(祈願受付時間)
2023年7月に若八幡宮へ行ったら、ご覧の通り、祈願受付時間に変更がありました↑
以前は午前9時30分〜午後4時30分だったのですが、現在は午前9時30分〜午後3時50分の受付になっています。
尚、場合によっては3時50分前に終了することもあるようです。
よって、行く際は時間に余裕を持っていきましょう。
祈願の流れ
それでは、いよいよ祈願の手順を説明していきます。
若八幡宮は博多駅から徒歩10分の場所。
繁華街や大通りからは少し離れた閑静な所にあります。
- 祈願申込
- 待ち時間
- 祈願
それぞれの場所は上図の通り。
では、それぞれの手順を詳しく解説していきます。
①社務所で申し込み
祈願申込書は上記写真のようにテーブル上に用意されています。
ここにペンも用意されています。
それは「厄災除福運祈願申込書(白色)」と「お礼参り申込書(赤色)」。
「お礼参り申込書(赤色)」は過去に若八幡宮で前厄・大厄・後厄を受けた人専用。
前厄・大厄・後厄以外で受けた人のお礼参りは必要ありません。
よって、ほとんどの人が「厄災除福運祈願申込書(白色)」ということになります。
申込書に記入するのは「住所」「氏名」「生まれ年」「かぞえ年」。
申込書を記入し終えたら、窓口にて初穂料(祈祷料)と一緒に提出しましょう。
前年の祈願章・お守りを持っている人はこの時にそれも一緒に出しましょう。
契約駐車場(友杉立体駐車場)を利用の方は、この際に駐車券を提示するとサービス券がもらえます。
※駐車場の詳細は、下記「アクセス」を参照ください。
初穂料の袋
初穂料はのし袋or白い封筒に入れて渡した方が好ましいです。袋の上部に「御初穂料」と書き、下部に「氏名(フルネーム)」を書くのが一般的です。出来ればお札は新札の方が良いでしょう。
初穂料の相場
・個人の場合 → 3,000円〜10,000円が目安。3,000円、5,000円の人が多い。
・会社の場合 → 10,000円〜が相場
因みに、初穂料によってその後に頂くお品の内容が異なります。
私はいつも初穂料は3,000円。
その時にもらったお品の詳細は下記「祈願章」を参照ください。写真付きで解説しています。
一式を提出すると受付で巫女さんが書類に目を通して「生まれ年」「氏名」、そして本人かどうかを確認されます。
祈願受付時間は午前9時30分〜午後4時30分で予約不要。
初めて行った際、朝から夕方までずっと祈願してるの? そんなに人来るの? と思っていましたが、その心配はありませんでした。
人がひっきりなしにやって来るのでずっとやっています。
祈願の時間は約30分。
宮司さんは数名いらっしゃるようなので1回目の祈願が終わったら次の回へ、そしてまた次の回へという流れになっています。
②待合室
上記写真は閑散期に撮ったもので椅子は15席ほど。
正月や旧正月などの繁忙期には右側の壁が外れてもっと広くなります。
おそらく30〜40人くらいは座れる大きな待合室になります。
室内は冷暖房完備。
待ち時間は行ったタイミングによります。
極端な話、申込書を書いて次の回の祈願がすぐに行われたら、あまり待つことはないです。
しかし、新しい祈願が始まった直後のタイミングに行くと、その分、多く待つことになります。
私の場合、今まで行ったもののほぼ全てで約30分ほど待ちました。
よって、本など時間を潰せるものを持って行った方が良いかもしれません。
待合室に入りきれない人は、この周辺で祈願の時間を待つことになります。
余談ですが、写真右に写っている石は「力石」と呼ばれるもの。
江戸時代の力持ち・木村興五郎が持ち上げた石の中で現在唯一確認できるものだそうです。
とても貴重なもので福岡市指定有形民俗文化財にもなっています。
なぜかひっそりと鳥居が立っています。
③祈願
呼ばれた順に本殿に入っていくことになります。
上記の写真にあるドアが開くのでそこから入場。
記憶を元に再現しています。
まず、名前を呼ばれた順に中へ入って行きます。
その際、場所も指定されます。
上記の「椅子」は椅子のある席。
5列で20人分くらい?
「立」はその名の通り立ったまま。
左右3列ずつで各20人くらい?
合計50〜60人くらいになります。
この50〜60人というのはピーク時。MAX状態でのことです。
ピーク外だと人数も少なくなります。
場所はどのように決められてるか分からないです。
しかし、おそらくは祈願料や年齢で決められてる(?)と思われます。
因みに、祈願料3,000円の私は立ち席でした。
祈願の際には、注意が必要です。
祈願時間は約30分。
体調面に不安がある人にとってこの時間ずっと立ちっぱなしなのはきついです。
どうしても不安がある人は、申し込みの際に言っておいた方が良い?かもしれないです。
私が行った時にいた妊婦の方は、入口近くに臨時の椅子を用意してもらって座っていました。
因みに、本殿の内部は壁が木、床が石となっています。
背を向ける場所に賽銭箱があり、そこは窓が開いている状態。
よって冬は非常に寒いです。
暖房などの設備は内部にはないので、寒い時期はホッカイロなどを持って行くと良いでしょう。
上図の上の部分は祭壇。
階段のようになっており、そこに向かって宮司さんが祈願されます。
一通り祭壇に向かって祈願された後は、祈願に来ている人の一人一人の「名前」「住所」「かぞえ年」が呼ばれます。
住所は番地まで、マンション住まいの人は部屋番号まで呼ばれます(宮司さんによって違う?マンションの部屋番号まで呼ばれなかった宮司さんもいたような・・・)。
祈願が終わると、受付にて一人一人名前が呼ばれます。
呼ばれた順に祈願章を受け取りに行きます。
名前や年齢に間違いがなければ、これにて祈願完了。
賽銭箱付近は窓がなく、外と通じています。
寒い時期は厚着をして行った方が良いでしょう。
祈願章
祈願章と共に頂いた内容は
- 箸
- お守り(赤色)
- 御供物
の3点。
頂ける内容は初穂料(祈祷料)によって違います。
上記の内容は初穂料3,000円の場合。
初穂料によってはお神酒が付いてきたりするらしいです。
祈願章の注意点
ここは非常に重要な点になります。
祈願章はそのまま紙で頂くことになります。
よって折り曲がらないようにクリアファイルなどを準備しておいた方が良いです。
祈願章のサイズは「26cm × 19cm」です。
祈願章を置く場所
色々な説がありますが、祈願章の向きは正面が南か東の方角を向くように置いた方が良いと言う説が圧倒的多数。
置く場所は明るく清潔で高い場所が良いとされる。
以下、撤供の裏面に書いてあった注意書き(原文そのまま)
授与いたしました祈願章(厄晴奉賽の方には祈願章はございません。)は、ご家庭、事業所等にお神棚をお祀りでしたら、折られて結構でございますので、お神棚の御扉を開いた中にお祀り下さい。
もし、お神棚がお祀りでなければ、居間等の明るく清浄な高い所に祈願章の正面が南か東の方角に向きますようにお貼りの上、お祀り下さい
所要時間
合計の所要時間(待ち時間含む)は祈願に行く時間帯によって異なってきます。
うまくタイミングが合えば申込書を出してすぐに祈願。
しかし、祈願が始まったばかりのタイミングに行くとその分、待ち時間が長くなります。
私の場合、今まで祈願に行った時を振り返ると、トータルでかかった時間(到着から帰るまで)は、どれも1時間10~20分ほどでした。
その内訳は下記の通り↓
書類書き込み・提出(10分〜20分) → 待ち時間(30分) → 祈願(30分)
繁忙期は多くの人で行列ができるので、書類を提出するまでにもっと時間がかかるかもしれません。
数年前に見た若八幡宮を特集した福岡のTV番組によると、一番込み合う時は受付(書類提出)まで2時間待ちの時もあるらしいです。
紹介する映像には若八幡宮の外にずらっと並ぶ行列が映し出されていました。
年初に行く方は、そのような点も想定して行った方が良いでしょう。
一度に祈願できるのは最高で50〜60人。祈願時間は30分。よって正月などに一気に200〜300人来ると普通に2時間待ちの計算になります。
トイレ
若八幡宮内のトイレは入ってすぐ左の場所にあります。
追記(2022年5月追記)
リニューアル工事(2021年12月完成)に伴い、トイレが広くなりました。
若八幡宮のリニューアル工事に関してはコチラの記事をご覧ください。
コロナ対策
人が密集しての祈願。
当然、新型コロナが心配という人もいることでしょう。
そこで若八幡宮のコロナ対策を追記します。
祈願できる人数にも制限があるようです。
上の写真の柱に貼ってある紙の内容↓
コロナ禍の対策として拝殿へのお入りは代表者お一方とさせていただきます。
誠に恐縮ですがご協力よろしくお願い致します。
ソーシャルディスタンスで席が離されています。
よって、必然的に席の数も以前に比べて減っています。
待ち時間・祈願時間
あくまでも私の場合ですが、年度ごとの所要時間は下記の通りでした。
行くタイミングによって所要時間は大きく異なります。
参考程度にご覧ください。
2019年の情報
ここからは追記。
2019年も祈願へ行ってきました。
少し変更点、及び気づいた点があったので情報を追加します。
こちらは祈願が行われる本殿の様子。
出口
以前、出入り口は上図の左上部分のみでした。しかし、先日行った時は出口が別に設けられていました(右上部分)。
出たところに事務所があり、そこで祈願章などを受け取ることになります。
因みに、事務所ではお守りなども販売していました。
住所
前回行った際は、確か宮司さんは住所は番地までしか読み上げてなかったはず。しかし、今回はマンションの部屋番号まで読み上げられていました。
今年から変わった? それとも宮司さんによって違う?
理由は定かではないですが、部屋番号まで呼ばれた方が神様にも伝わりやすいはず。
人数
旧正月前の平日に行ったのですが、とにかくこの日は人が多かったです。
待合席には座れず立っている人も多数。
私は中へ入れず、外で待つことに。
一緒に祈願を受けた人の数は上図の通り。合計で約80人。
普段だと立ち席は左右共に3列のはず。
しかし、この日は人が多く、片方が4列でした。
1列につき8人と決められている?ようです。
椅子は22席。
内訳は6席×4(最後の席だけ4席。理由は間に賽銭箱があるから)。
椅子は折り畳み式の小さなもので背もたれはないです。
時間
あくまでも私が行った時の場合。ご参考までに。
到着から帰るまでちょうど1時間。
11時20分着
受付に並んでいたのは10人程。待合室に行くと既に多くの人が。おそらく、この祈願の回では遅く来た方だったよう模様。
11時40分〜50分
一人一人名前が呼ばれる。名前を呼ぶのは宮司さん。マイクを使って呼ばれるが、耳の遠い方は前の方にいた方が聞こえやすいだろう。因みに、一番先に名前が呼ばれるのはお礼参りの方から。
11時50〜12時15分
祈願の時間は25分だった。満杯で25分だったので人が少なければその分、早く終わると思われる。
12時15分〜12時20分
祈願の後は受付にて祈願章をもらう。これにて完了。
2021年の情報
2021年の情報を追記します。
新型コロナを避けて2020年は行かなかったもので、2年ぶりでした。
行った時期は4月上旬。
ピークを過ぎていた為か、新型コロナの影響からか人は少なかったです。
その時の模様をレポートします。
トータルの時間(到着→帰宅)は、1時間5分。
内訳は
9:40 到着・申込書記入
10:10 名前が呼ばれる
10:15 祈願開始
10:45 祈願終了
この回にいた人は全部で15人。
椅子5席 × 3列
全員が椅子に座ったまま祈願を受けることができました。
2022年の情報
2022年春訪問。
今回は行った時、ちょうど前の回が始まる時でした(前の人たちが名前を呼ばれていたタイミング)。
そのため、丸々一回分待つことに。
若八幡へ到着してから自分の回が始まるまで丸45分かかりました。
ちなみに、2022年春に行った際、若八幡はリニューアル(増築)していました。
詳細は、下記【リニューアル】をご覧ください。
2023年の情報
この年は初めて7月に行ったのですが、他の季節と大きく雰囲気が違いました。
なんと祈願人数は4人、その前の回は5人。
よって、待ち時間も祈願時間もさほどかかりませんでした。
待ち時間は20分、祈願時間は20分と共に過去最短。
夏は祈願に来る人が少ないので狙い目?
そう思ってしまいました。
リニューアル(増築・鳥居移転・トイレ)
2021年12月に若八幡はリニューアルしました。
主な変化は下記の通り↓
- 増築され、境内のスペースが広くなった
- 出入り口の鳥居が移設された
- 門が新しくなった
- トイレが広くなった
詳細は下記記事をご覧ください↓
写真付きでリニューアル後の様子をお伝えしています。
女子トイレが新しくなっています。
アクセス
住所:〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目29−47
電車の場合
・福岡市営地下鉄「祇園駅」から徒歩で約6分
・博多駅から徒歩で約10分
祇園駅からの方が近いですが、博多駅から歩くと言う人が多いのではないでしょうか。
その際、オススメのルートがあります。
博多駅から祇園駅にかけての大博通り地下部分は560mの地下通路で繋がっており、出口も所々にたくさんあります。
このルートを使うとスムーズに行けるはず。
雨の日などは特に便利。
博多駅⇄祇園駅の地下ルートの詳細はコチラ。
博多駅から行く場合、出口「P1」「P3」で地上に出たらスムーズに行けます。
祇園駅からの場合、出口「4」からがスムーズに行けます。
車・契約駐車場
ここを使えば無料で駐車できます。
駐車券を祈願申込時に提示すると、サービス券がもらえます。
因みに、友杉立体駐車場での若八幡宮の契約駐車台数は40台で場所は3・4F部分。
利用時間:9:30〜16:00
利用できない日:12月16日〜1月1日、旧大祭日、旧正月
住所:〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目14-7
上記地図の赤丸部分が友杉立体駐車場↑
若八幡宮からは約450メートルの場所にあります。