皆さんは、福岡と山口が海底トンネルで繋がっていることをご存知でしょうか?
福岡〜山口といえば、関門海峡にかかる関門橋が有名。
しかし、海底にも道はあるのです。
海底トンネルには、車で行く方法と歩いて行く方法の2つがあります。
今回は、歩いて行く関門トンネル人道をご紹介します。
関門トンネル人道がある場所
まずは、関門トンネル人道がある場所からお伝えします。
関門トンネル人道があるのは、地図の海上にある「2」と記載されている部分↑
知らかった方は驚かれるかもしれませんが、実はこのトンネルは2階建の構造。
上の階が車が通る関門国道トンネル、下の階が人が歩いて渡る関門トンネル人道になっています。
この周辺は関門海峡の中で最も幅が狭い箇所で、本州と九州の間はわずか630メートル。
こちらは、下関にある海峡ゆめタワーの展望台から見た景色↑
今回ご紹介する関門トンネル人道は、赤線部分の海底にあります。
ちなみに、関門海峡の距離は15海里(27.78km)で、東は北九州市門司区部埼から西は下関市六連島まで続いています。
関門トンネル人道の雰囲気
ここからは写真を交えて、関門トンネル人道の雰囲気をお伝えします。
関門トンネル人道の入り口は、関門橋からわずか200メートルの場所にあります。
関門橋の全長は1068メートルです。
写真は、下関側から門司を撮った写真。
関門橋を真下から見る機会はそうないと思います。
海底トンネルを利用する際は、セットで関門橋もじっくり見ることをお勧めします。
この橋を経由して、本州〜九州間で多くの人・モノが移動していると考えると感慨深いものがあります。
写真奥に写っているエレベーターで、海底まで行きます。
通行可能時間は6:00~22:00。
歩行者は無料、自転車・原付の場合は通行料が20円かかります。
では、早速、海底へ。
関門トンネル人道の距離・徒歩時間
門司〜下関の全長は780メートル。
昔、あるテレビ番組でこの海底トンネルを特集していましたが、インタビューを受けた利用者は、向かいから歩いてくる人とずっと目が合った状態なので気まずさを感じると話していました。
実際にこの海底トンネルを歩いてみて、その感覚が痛いほどわかりました。
数百メートル先から徐々にお互いが近づいていく感覚は、今まで味わったことのないものでした。
気になる所要時間ですが、全長780メートルであることから普通に歩いたら10分ほどで反対側へ行けます。
こちらが福岡と山口との県境↑
県境から門司までは400メートル、下関までは380メートルとなっています。
海底トンネルという異質な空間にいたせいか、それとも見る角度が違うせいか、同じ関門橋でも先ほどとは少し違った橋に見えました。
辺り一面に見える海の下を歩いてきたと思うと、少し不思議な感覚がします。
まとめ
以上、福岡と山口を結ぶ関門トンネル人道についてでした。
この海底トンネルの存在については、意外と知らない人も多いかと思います。
気になる方は、一度行ってみると良い経験になるでしょう。
少なくとも、話のネタにはなるかと思います。
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