福岡市博多区上川端にある櫛田神社。
毎年、節分の季節になると櫛田神社の楼門に巨大なお多福が現れます。
高さ5.3メートル、幅5メートルと日本一巨大な福面。
今回は、この巨大お多福の誕生秘話についてお伝えします。
そこに込められた思いを聞くと、きっとお面を潜りたくなるはずです。
巨大なお多福
こちらが巨大お多福のお面↑
高さが5.3mもあり、大迫力です。
節分大祭が行われる2月3日に向けて、毎年1月下旬頃に設置されます。
今にも吸い込まれそうな感じ・・・。
奥に見えるのは櫛田神社の本殿。
巨大お多福の誕生秘話
この大きなお多福の口をくぐって参拝すると
- 商売繁盛
- 家内安全
のご利益があると言われています。
ここからは巨大お多福の誕生秘話をお伝えします。
櫛田神社が創建されたのは757年とかなり古いのですが、この巨大お多福が誕生したのは1961年と割りかし最近の話。
その誕生には、ある一人のアイデアマンの存在がありました。
その人物とは田中諭吉氏。
当時、広告代理店で働いていた田中氏はユーモアで斬新な企画を出すことで有名だったそうです。
そんな彼が1961年に行われた櫛田神社の節分大祭時に思いついたのが、この巨大お多福。
通常、「福はうち」という言葉にあるように福は待つものだという認識があります。
そこを田中氏は、福を待つのではなく、自ら福を呼び寄せようとアイデアを出したのです。
それが巨大お多福の口に自分から飛び込むという形になったのです。
まとめ
以上、櫛田神社の巨大お多福誕生秘話についてでした。
福を掴むには、待っているだけではダメだ。自分から飛び込もう。
そう思ってお多福の口をくぐると、かなり意識も変わりそうですね。
巨大お多福の設置動画
2022年の巨大お多福設置動画↓
櫛田神社へのアクセス