今回は宗像大島にある宗像大社中津宮と沖津宮遙拝所を案内。
共に2017年に世界文化遺産に登録されている。
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中津宮へのアクセス
まずはアクセスから案内。
上記の地図を見れば分かる通り、宗像大社中津宮は大島港から程近い場所にある。港から距離にして約300メートル、徒歩で5分の場所だ。
一方、沖津宮遙拝所は大島港から2.2kmと少し離れた場所にあり、徒歩だと30分以上かかる。
島には西鉄バスがあり、「大島港〜沖津宮遙拝所」間も通っているので、そちらを使う方が無難かもしれない。バスは一日7便。運賃は片道300円。乗車時間は10分程。
「大島港〜沖津宮遙拝所」のバス情報はコチラ。
宗像大社中津宮
宗像大社中津宮は、宗像三女神の一神・湍津姫神を祀る神社。
宗像三女神とは、伊勢神宮・天照大神の御子神として誕生した三柱の女神のこと。
三女神は
- 田心姫神(たごりひめのかみ)
- 湍津姫神(たぎつひめのかみ)
- 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
から構成される。
田心姫神は長女で、玄界灘の孤島・沖ノ島にある沖津宮にて祀られている。
湍津姫神は次女で、今回紹介する大島にある中津宮にて祀られている。
市杵島姫神は末女で、宗像大社境内の辺津宮にて祀られている。
では、早速、宗像大社中津宮を紹介していきたい。
鳥居からは、ご覧のように海をが見える。
天の川?
そう思われる方も多いかもしれない。
実は、ここ大島は七夕伝説発祥の地と云われているのだ。
ここでは柄杓を使って水を飲むことができる。
水は冷たくて美味しい。
この周辺は緑に囲まれているためか、他と温度差があるように感じた。変な表現になるが、とても心地よい冷たさだった。
もしかしたらパワースポット?
個人的には、宗像大社中津宮に行った際は天の川にも立ち寄らないと勿体無いと思う。
沖津宮遙拝所
沖津宮遙拝所は、その名前からも分かる通り、沖ノ島にある沖津宮を遥拝する場所。
既にご存知の方も多いと思うが、沖ノ島には限られた人しか上陸できない。よって、日常的に参拝できる場所ではないのだ。
また、沖ノ島は女人禁制の島としても有名。
沖津宮遙拝所は、沖ノ島に行けない女性が沖津宮を参拝する場として建てられたもの。
江戸時代に設置され、天気の良い日には約50km先にある沖ノ島をここから眺めることができる。
昔、テレビでやっていたのだが、この後ろの扉が開くと中からちょうど沖ノ島を見られるように造られているらしい。
しかし、天気の良い日はここから遠くに浮かぶ沖ノ島が見えるそうだ。