能古島は博多湾の中央に位置する島で、住所は福岡市西区となる。
姪浜港からはフェリーを使って、わずか10分の距離。
今回はそんな能古島の穴場をお伝えしたい。
おそらく、他の旅行サイトなどには記されてない、かなりマイナーな部分となる。
自転車で行ける
まずはじめにお伝えしたいこと。
それは、能古島には自転車でも行けるということだ。
「姪浜港〜能古島」のフェリー運賃は片道230円(大人)なのだが、これに120円プラスすると自転車も一緒に乗せることができる。
島で足ができるわけだから安いものだ。
自転車の乗せ方などの詳細は下記「アクセス」にて。
能古島には西鉄バスもあるが、なんせ時間の融通がきかない。車をフェリーで運ぶとなると料金が高い。
自分のペースで自由に島を回りたいと思ったら自転車はとても便利なツールだ。
島を一周するとなると途中できつい坂などもあるわけだが、山を降りる時、海を見ながら浴びる爽やかな風は最高だ。
今回は、その自転車を使って行けるおすすめスポットをお伝えしていきたい。
能古島の穴場スポット
福岡の絶景
具体的に言うと、百道にある福岡タワーや福岡ドームなどが能古島からはよく見える。
天気が良ければくっきりと見えて良いわけだが、少し雲がかっていでも幻想的な雰囲気でこれまた味がある。
毎回、能古島から海を隔てて福岡を見る度に自分はこの街で住んでいるんだと、どこか客観的な気持ちになれる。
個人的には、生きていく中でそのようなちょっとした時間は大切だと思う。
また、海、都市、山を一気に見ることができ、それも福岡という都市を象徴する景色だ。
糸島の絶景
絶景とはさすがに言い過ぎかもしれない。
しかし、②のスポットへ行くと海を隔てて糸島の山々を眺めることができる。
道を降りたらすぐそこは海だ。
私は能古島へ来るとこの場へ行くわけだが、ここで人と会ったことがない。
上記の写真は望遠カメラで撮影したもの。肉眼では小さく見えるだけだ。
真っ暗だろうが、ここには夜に来ても味がありそうだ。
暗闇の中に光を撒きながら走る電車の光景はさぞかし綺麗なものだろう。
海水浴場
海水浴場なんて穴場じゃない。誰だって知っている。そう思う方もいるかもしれない。
しかし、同じ海水浴場でも時期をずらせば穴場スポットなのだ。
例えば、海水浴場がシーズンオフの春や秋に行くとそこには誰もいない。
そう、海水浴場が貸切状態なのだ。
誰もいないビーチで風にあたりながらゆっくりと過ごす時間は心地よい。
木にぶら下がるブランコももちろん利用する人はいない。
個人的には、能古島は込み合うシーズンよりも誰もいないシーズンオフが本当に穴場だと思う。
さすがに港の近くには人がいるが、反対側は本当に人通りもない。
時々、農業などで車で移動する地元の住民とすれ違うくらいだ。
展望台
能古島の中心地には展望台がある。
始めに言っておくが、この展望台に行くまでの道は険しい。何故ならば展望台は島で一番高い場所にあるからだ。
そこへ行くまでには結構な体力と根気がいる。
しかし、そこは海に囲まれる島。
一番高い場所まで行くとそこからの景色は美しい。
少し霞んでいるが遠くには福岡タワー、福岡ドームの他、立花山なども眺めることができる。
遠くから見ると、本当に海の中に浮かぶ道に見える。
能古島へのアクセス
姪浜港の場所
能古島へは姪浜港からフェリーでちょうど10分。
姪浜港の場所は上記の赤丸部分。
姪浜⇄能古島の時刻表はコチラ。
姪浜港までのアクセスはコチラ。
余談だが、上記の写真は2007年に撮影したもの。
画面奥に見える巨大な観覧車は当時日本最大だったSky Dream Fukuoka(スカイドリームフクオカ)。現在は台湾で稼働しているようだ。
自転車の利用方法
自転車の切符は乗客の切符同様、港内の自動発券機で購入することになる。
自転車は車と同様、一般の乗客よりも早くフェリーへ案内される。
自転車はフェリーの1階部分に置くことになる。その後、そこで10分待機しても良いし、2Fへ上がっても良い。
フェリーから海を見たいならば2Fへ上がることをオススメする。
次第に近づく能古島の風景は見るだけでワクワクするものだ。
以上、能古島の穴場スポットの紹介でした。
良かったら参考にしてください。
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