本州と九州を隔てる関門海峡。
海峡という名がつくものの、本州〜九州間の距離は実に近いです。
それは、海の向こう側を走っている車が肉眼ではっきりと見えるほどです。
今回はこの関門海峡について、福岡から見た山口、山口から見た福岡の写真を使ってお伝えしていきます。
関門海峡の地図
まずは、関門海峡の全体図を地図で見ていきましょう。
関門海峡は、上記のように4つの線で繋がっています。
それは、
❶JR山陽本線
❷関門橋
❸関門トンネル
❹新幹線
です。
関門トンネルには、車道と人道があります。
人道にご興味のある方は、関門トンネル人道をご覧ください。
JR山陽本線に関しては、小倉駅〜下関駅は約15分で行き来できます。
そのため、下関から小倉まで仕事で通勤する人も結構多いようです。
福岡から見た山口
それでは、ここからは写真を使って関門海峡の様子をお伝えしていきます。
まずは、福岡から見た山口の様子を。
福岡、山口両県共に展望タワーがあります。
こちらは門司港駅近くにある門司港レトロハイマート。
門司港レトロハイマートは高層マンションなのですが、31階に展望室(門司港レトロ展望室)があります。
展望室への入場料は大人300円となっています。
因みに、門司港レトロハイマートを設計したのは建築家・黒川紀章です。
こちらは門司港レトロハイマート31階にある門司港レトロ展望室からの風景。
海を隔てた場所が下関になります。
写真左側に写っているタワーは、海峡ゆめタワー(後述)です。
こちらは同じく門司港レトロ展望室から見た関門橋の様子。
関門橋の全長は1,068メートル。
関門橋近くにある関門トンネル人道の長さは780メートル。
地図を見たらわかる通り、この周辺が一番、関門海峡で狭い場所となっています。
山口から見た福岡
次は山口から見た福岡の様子。
下関にも門司同様、高層タワーがあります。
下関にある海峡ゆめタワー↑
高さは153メートルもあります。
入場料は大人600円。
下関には高層マンションが少ないため、かなり際立った存在です。
こちらが海峡ゆめタワーの展望室から見た福岡の様子。
写真右側に写っているのは、前述の門司港レトロハイマート。
お互いの様子を見ることができるのは、何も展望室からだけとは限りません。
地上からも余裕でその様子を確認することができます。
こちらは下関にある唐戸市場近くから門司側を見た様子。
ご覧のように、門司の建物がしっかりと見えます。
もしかしたら、地上から眺めた方が、よりその近さを実感できるかもしれません。
こちらは関門橋近くから門司方面を見た様子。
海を隔てて福岡とは、ここからわずか1kmしか離れていません。
このレベルになると、福岡を走る車も肉眼で確認できます。
視力の良い人は、門司側から手を振っている人も見えるかもしれません。
まとめ
以上、関門海峡を隔てて、福岡から見る山口、山口から見る福岡でした。
海峡とつくと、津軽海峡、ドーバー海峡のようにかなり長いものをイメージしがちですが、ご覧いただいた通り、関門海峡はすごく狭く近いものです。
関門トンネル人道に関しては、わずか780メートルの距離を、海底トンネルで歩いていけます。
一度、九州を少し違った角度から見てみたいという方は、下関に行ってみるのも良いのではないでしょうか。