今回のテーマは糸島・二見ヶ浦にある白い鳥居について。
二見ヶ浦にある鳥居といえば、海の中にあることで有名。
糸島のイメージ画像としても度々使われているので、知っている方も多いことでしょう。
しかし、ある疑問が。
鳥居といえば、神社への入り口。
実際に現地へ行ったことのある人ならばわかると思うのですが、白い鳥居の近くには神社らしきものはありません。
一体、神社はどこにあるのでしょうか?
そして、なぜ海の中に鳥居はあるのでしょうか?
今回はこの2点の謎を解明していきます。
Contents
神社はどこ?
まずは神社から。
実はこの鳥居は櫻井神社の鳥居なのです。
二見ヶ浦の白い鳥居は知っていても、それが櫻井神社へ通じるものだと知らない人は結構多いのではないでしょうか。
それもそのはず(?)、櫻井神社は鳥居からは少し離れた場所にあるんですね。
櫻井神社の場所がこちら↓
赤丸部分が櫻井神社です。
地図を見たらわかる通り、二見ヶ浦にある鳥居からは直線距離で1.5km程離れています。
櫻井神社に興味がある方は下記情報をご参照ください↓
- 櫻井神社HP
- 住所:福岡県糸島市志摩桜井4227
鳥居が海にある理由
次に気になるのが、鳥居が海にある理由。
なぜ白い鳥居は海の中にあるのでしょうか?
ヒントは鳥居の正面から見た景色にあります。
それがこちら↓
鳥居の先には二つの大きな岩があり、その間には注連縄が張ってあります。
そう、この岩こそが櫻井神社の宇良宮のご神体なのです。
「夫婦岩」の愛称で親しまれているこの巨大岩は、日本を創生した伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の夫婦神。
鳥居はこの神聖な岩、つまり神様に向かって立っているのです。
まとめ
以上、海の中にある白い鳥居についてでした。
二見ヶ浦といえば、サンセットが綺麗なことでも有名。
夕方になると一気に雰囲気が変わります。
その様子がこちら↓
↓
海、巨大岩、鳥居、夕日。
ただでさえ神秘的な二見ヶ浦なのですが、岩が神様であることを知るとより一層神秘的なものに思えます。
尚、夫婦岩の注連縄は長さが30メートル、重さは1トンもあるようです。
毎年、4月下旬から5月上旬にかけて大潮の日にこの巨大注連縄は掛け替えられます。