有明海の入り江から長さ約6.5kmに渡って築造されたデ・レ-ケ堤。
今回は、このデ・レ-ケ堤について
- 基本情報
- 見やすい場所
- 見やすい時間帯
をお伝えします。
これからデ・レ-ケ堤を見に行くという方は「見やすい場所」「見やすい時間帯」を中心にご覧ください。
特に、見やすい時間帯は必見。
行く時間帯を間違えたら、最悪、デレーケ導流堤が全く見えないなんてこともあります。
デ・レ-ケ堤の基本情報
前述の通り、デ・レ-ケ堤は有明海の入り江から約6.5kmもあります。
なぜ、これだけ巨大なものが造られたのでしょうか?
その要因は下記の通りです↓
- 有明海は干満の差が激しい(約6m)ので、潟土が堆積しやすい
- そのため、船舶輸送を妨げる事が多かった
明治時代の重要な輸送手段・船舶輸送が止まるのは致命的でした。
よって、デ・レ-ケ堤が造られることに。
デ・レ-ケ堤の果たす役割は下記の通り↓
- 堆積する土砂を遠浅の河口に押し流し、溜まるのを防ぐ
- 川の流れを速める
上記の役割により、船舶輸送は航路を確保することができるようになったのです。
デ・レ-ケ堤が完成したのは、1890年(明治23年)。
130年が経った今でも、その役割を果たしています。
因みに、「デ・レ-ケ」という名前は、設計者であるオランダ人技師ヨハニス・デ・レ-ケの名前から取ったもの。
他に若津港導流堤や筑後川導流堤と呼ばれることもあります。
デ・レ-ケ堤が一番見やすい場所
デ・レ-ケ堤は6.5kmにも及びます。
気になるのが、よく見える場所。
一番よく見える場所として有名なのが新田大橋です。
新田大橋があるのは、上記の赤丸部分。 新田大橋は、赤が目印の橋です。隣接する筑後川総合運動公園から新田大橋へは階段で繋がっています。
筑後川総合運動公園には無料駐車場もあるので、車で行く場合はそこに駐車すると良いでしょう。
新田大橋の上からは、ご覧のように遠くまで続くデ・レ-ケ堤を見ることができます。写真は、橋の上から有明海方面を見た景色。
こちらは筑後川の奥の方を見た様子。少し分かりづらいかもしれませんが、遠くに見える赤い橋は、国指定重要文化財の筑後川昇開橋です。
デ・レ-ケ堤が見やすい時間帯
デ・レ-ケ堤を綺麗に見たいならば、行く時間帯が大切です。
干潮時刻に行くようにしましょう。
満潮の時に行っても、デ・レ-ケ堤は見えません。
行く時間帯の重要さを写真を使って解説します。
ご覧のように、川と橋があるだけで、デ・レ-ケ堤は全く見えません。
ご覧のように、水は引き、デ・レ-ケ堤が見えます。
このように、時間帯によってはデ・レ-ケ堤が全く見えないこともあるので行く際は気をつけましょう。
まとめ
以上、デ・レ-ケ堤についてでした。
初めて新田大橋からデ・レ-ケ堤を見たときは、かなり感動しました。
個人的には、もっと注目されても良いスポットだと思います。
繰り返しになりますが、行く時間帯には気をつけましょう。
下記リンクにて干潮時刻を確認しておいた方が良いでしょう↓