いきなりですが、皆さんは「資さんうどん」の読み方をご存知でしょうか?
福岡県民、特に北九州近辺にお住いの方はすぐに分かるでしょうが、知らない人はすぐに答えられないかもしれません。
今回はこの「資さんうどん」の読み方の他、名前の由来をお伝えします。
「資さんうどん」の読み方
まずは読み方から。
「資さん」は「すけさん」と読みます。
この説明は、福岡県民、特に店舗が多い北九州の人が見たら笑ってしまうかもしれません。
しかし、「資さんうどん」を知らない人は「すけさん」と読めないんですね。
これは実際にあった話ですが、東京の友人が福岡に遊びに来たとき、資さんうどんの看板を見て「しさんうどん?」と尋ねてきました。
この「しさん」は資さん読み間違い”あるある”です。
むしろ、「資さん」を見て一発で「すけさん」と呼べる方がレアなケース。
では、一体なぜ「すけさん」という名前になったのでしょうか?
「資さんうどん」の名前の由来
資さんうどんの名前の由来は、創業者の大西章資さんの”資”から。
がしかし、読み方は「しょうじ」さんなんですね。
なぜ「すけさんうどん」になったのでしょうか?
きっかけは、読み間違えでした。
それは大西章資さんが病院で順番待ちをしていた時のこと。
自分の番が来たかと思ったら、看護師の人が「しょうじ」さんではなく、「あきすけ」さんと読み間違えたのです。
しかし、この「すけ」という響きが気に入った創業者は、お店の名前を「すけさんうどん」に”改名”したのです。
改名して「資さんうどん」?
ここからは改名について。
実は資さんうどんは、最初から「資さんうどんと」いう名前ではなかったのです。
それまでお店の名前は「さぬきうどん屋」というものでした。
結果的に、この改名は大正解だったと言えるでしょう。
「さぬきうどん屋」だったら、どこにでもありそうでインパクトがないですからね。
尚、創業者の大西章資さんは最初からうどん屋さんをしていたわけではなく、以前は電気工事の会社を営んでいたそうです。
うどん屋さんを始めたきっかけは、知人から北九州市戸畑区にあるうどん屋さんを譲り受けることになった為。
そこから福岡のソウルフードと呼ばれるまでに店舗数を増やしたのだからすごいですね。
以上、資さんうどんの名前についてでした。