博多区上川端にある冷泉小学校跡地。冷泉小学校は1998年に博多小学校への統合で閉校。その後、校舎は残っていたが2016年10月に解体工事が始まり、現在は更地になっている。
今回は、冷泉小学校跡地に関するこれまでの経緯と現在の様子、今後の流れをまとめてみた。
これまでの経緯
- 1998年 博多小学校に統合され、閉校
- 1998年〜2000年 博多小学校の仮校舎として使用
- 2000年 博多小学校&博多中学校のの第2校舎・ 運動場として活用
- 2005年 敷地内に知的障がい児通所施設(約 1,100㎡)ができる
- 2006年 敷地内に冷泉公⺠館・⽼⼈いこいの家(約900㎡)ができる
校舎は閉校後もずっと残っていた。しかし、耐震性など様々な問題点から次の活用法を見出せず。ついに2016年10月に解体工事がスタート。2017年3月には解体が完了し更地へ。
冷泉小学校跡地は博多区上川端にあり、櫛田神社、中洲川端商店街に隣接。道を挟んですぐの場所には冷泉公園がある。
現在(2018年11月)
写真は2018年11月中旬に撮影したもの。現在、冷泉小学校の校舎は完全に解体されている。だが、運動場部分にはブルーシートで覆われた山が出来ている。これにはある理由が。
実は2017年5月に埋蔵⽂化財の試掘調査を行った結果、発掘調査が必要と判断されたのだ。上の写真のブルーシートは発掘調査を行っている現場となる。発掘調査は少なくとも2020年までは行われるようだ。
今後の展開
発掘と同時並行で今後の跡地活用についても協議が続けられている。2020年中頃までには今後の活用方針を決定するようだ。因みに冷泉小学校跡地の所有者は福岡市(教育委員会)となっている。
2016年6月に博多校区冷泉⾃治協議会が出した跡地活用に関する要望書は下記の通り。
- 体育館などによる避難所としての機能
- 博多の歴史や伝統⽂化を展⽰・体験できる 観光の拠点機能
- 特別養護⽼⼈ホーム
- 保育所(保育園)
- 図書館
- 旧冷泉⼩学校跡地活⽤に合わせた冷泉公園の再整備
博多小学校
校舎は地上5階、地下1階建。ガラス窓の多いモダンな作りになっている。外から見ると小学校とは思えないくらい、オシャレな造りだ。