※大濠花火大会は2018年で終了しました。詳しくは「大濠花火大会、2018年で終了」をご覧ください。
福岡タワーから大濠花火大会
毎年8月1日に大濠公園で開催される花火大会。2018年は第56回目となります。6000発もの花火が夜空に舞い上がり、福岡の夏の風物詩となっています。観覧者数は41万人とも言われています。
今年も大濠花火大会を楽しみにしている人は多いはずです。
しかし、近くで花火を見たいけど
- 人混みが苦手
- 暑いのが苦手
- 大きな音(花火・人)が苦手
と言う人も多いのではないでしょうか。
今回は、そのような人達のために穴場をご紹介します。
それは、福岡タワーです。
福岡タワーの展望台は123mの場所にあり、360度のパノラマビューです。大濠公園まで遮る高い建物がないため、遠くからですが花火を見ることができます。
そして、福岡タワーで大濠花火大会を見る際は何点か注意点があります。その点も踏まえ、説明していきます。
花火大会の様子
福岡タワーから大濠の花火が見えると言っても、どういう風に見えるか気になる方が多いはず。まずは写真で見てもらった方が早いと思うので2枚アップします。
如何でしょうか? 前述のように福岡タワーと大濠公園の間には高い建物がないため、写真のようにはっきりと花火を見ることができます(上記の写真は一眼レフで望遠を使っての撮影になります)。
しかし、距離があるため近くで見るのと比べると迫力には欠けます。臨場感を求める方は、もっと近い所で観覧された方が良いでしょう。
雰囲気
次に気になるのが展望台の雰囲気。
当然のことながら屋内なので冷房がかかっており、涼しく花火を見ることができました。同じように花火大会を見ようと多くの人で賑わっていたのですが、大濠公園の混雑に比べると余裕でした。少なくとも肩と肩がぶつかり合うというようなことはなく、適度なスペースがあり快適に花火を見ることができました。
大濠公園とは少し距離が離れているため、耳が痛くなるほど大きな花火音がすることもありません。ギャラリーに関しても静かに眺めている方が多く、落ち着いた雰囲気でした。
花火の見方としては、窓側の1,2列目の人が(後ろの人のことを考えて)地べたに座っているという感じでした。もし、地べたに座るのに抵抗があるという人は敷物や小さな折りたたみの椅子等を持って行った方が良いかもしれません。3列目以降になると、立って見る人が多かったです。
展望台
福岡タワーの展望台は、大きく分けて二つあります。
それは、
- 5F(123m)
- 3F(116m)
※4Fはレストラン
です。
エレベーターがまず最初に着くのは5F。花火大会に限らない話だと思うのですが、5Fの方が混んでいます。もし5Fで少しでも良い場所で見たいというのであれば、少し早めに行く必要があるかもしれません。
しかし、3Fに行くと意外と空いています。おそらくですが、少しでも高い場所(眺めの良い場所)から花火を見たいと5Fに人が集中するためだと思われます。その他、3Fにも展望台があることに気づいてない人も結構多いのではとも思いました。
5F、3F両方から見た感想としては、劇的には変わらないということです。強いて言うならば、7m高いか低いかという微妙な角度の違い・気持ち的なものがあるように感じました。
できるだけ混雑は避けたい・落ち着いた雰囲気で見たいという方には3Fの方がおすすめかもしれません。
1Fに展望台まで続くエレベーターの入り口があります。私と同じように福岡タワーから花火を見ようという方が他にもいて少し行列ができていました。しかし、そこまで待つ必要はありません。
はっきりとは覚えていないのですが、待ち時間は10分ほどだった気がします(到着は花火大会が始まる20時少し前でした)。少なくとも30分以上待つようなことはありませんでした。
注意点
カメラ
花火大会の様子をカメラで撮影する人は多いはず。ただでさえすぐに形が変わり撮影が難しい花火。遠くからだと、さらに難度が増します。
まず最初に言っておきたいのがスマホで撮っても、あまり綺麗に撮れないということです。理由として「距離がある」&「夜」の2点が上げられます。
最近のスマホはレンズの品質が大分向上していますが、さすがに夜になるとあまりよく写りません。ズームインにすると、更に画質が荒くなります。
下の写真は、私が当時使っていたスマホ(iphone5s)で撮ったものです。
遠くに花火が写っているのは分かるものの、臨場感に欠けます。
そこで登場するのが、スマホより高画質のデジカメ・一眼レフ。しかし、ここでも注意が必要です。ズームをすると夜なのでブレること必至です。三脚等、カメラを安定されるものがあった方が良いかもしれません。
反射
これは屋内で花火を見る際の問題点。カメラで写真を撮ろうとすると、中の照明が窓に反射してしまいます。工夫としてはガラスに直接カメラのレンズをつけて反射が消えるようにする対策があります。
しかし、それができない場合、できるだけ照明のない暗い場所・角度を探すしかありません。
天気
福岡タワーから花火大会を見る際、天気のチェックは必須です。曇ってクリアに花火が見られない可能性もあるからです。行く前に天気予報はしっかりとチェックしておきましょう。
トイレ
これが福岡タワーで花火を見る際の最大の難点と言ってもいいかもしれません。
展望台にトイレはありません!
正確に言うと、4Fのカフェ・レストランにトイレはあります。しかし、これはレストラン利用者のみが使用できるもの。そして、レストランはおそらくは予約客で一杯。
つまりは、一度上に上がったらトイレに行けないのです。
ビール片手に花火を楽しみたいと言う人もいるかと思います。しかし、福岡タワーで見る花火大会に限っては、そのような事はとても出来ません。トイレが近い人は尚更です。実際に、ビールを飲みながら花火をという人は周りにはいませんでした(私の知る限り)。
1Fでエレベーターを待つ際、案内係の人が展望台にはトイレがないと何度も大きな声でアナウンスしていました。展望台に行く前に必ずトイレに行くようにしておきましょう。
以上が、福岡タワーで見る大濠花火大会の案内でした。メリットとデメリットを見て参考にして下さい!
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