皆さんは福岡の地下鉄には全てロゴがあることをご存知でしょうか?
実は、この全てのロゴは”ある親子”によって描かれたのです。
また、地下鉄のロゴはあの有名なインスタントラーメン「うまかっちゃん」とも大きな関係があったのです。
知らなかった方はきっと驚くはず。
今回は福岡の地下鉄ロゴについてお伝えします。
福岡の地下鉄ロゴは誰が描いた?
前述の通り、福岡の地下鉄ロゴは全て”ある親子”によって描かれました。
それは西島親子。
地下鉄はどの駅も構造的に似ている為、1981年の福岡市営地下鉄開業時から各駅にロゴを取り入れています。
ロゴのデザインを手がけたのは福岡出身のデザイナー西島伊三雄氏。
西島伊三雄氏は福岡市営地下鉄全てのロゴをデザインしました。
各駅のロゴには、周辺の歴史や環境が反映されており、ちゃんと意味もあります。
例えば、博多駅の場合は博多織をモチーフにデザインされています↑
赤坂駅は、近くに平和台陸上競技場があることから赤坂の「ア」が走るようなデザインになっています。
西新駅は、文教地区である為、鉛筆と万年筆を組み合わせて「N」を表しています。
2005年に新しく七隈線が開業するにあたり、再び西島伊三雄氏にロゴのデザインを依頼したものの、残念ながら西島氏は2001年にお亡くなりになりました。
しかし、西島氏が病床で描いていたデザインが残っていたことから、その意志を息子さんの雅幸氏が受け継ぎ、完成させたのです。
このようにして福岡の地下鉄ロゴは全て西島親子によって描かれたのです。
福岡の地下鉄ロゴと「うまかっちゃん」の意外な関係
ここで話は終わりません。
西島伊三雄氏は著名なデザイナーだったのですが、地下鉄ロゴだけではなく、今も残る多くの作品を作っていました。
その代表作がうまかっちゃん。
1979年の販売開始以来、不動の人気商品。
今では色んな味の種類も販売されています。
実は、西島伊三雄氏はうまかっちゃんのパッケージのデザインのみならず、ネーミングまで決めた人なのです。
もし、西島伊三雄氏がいなければ、うまかっちゃんは違う名前の商品だったかもしれません。
【まとめ】福岡地下鉄ロゴとうまかっちゃん
以上、福岡の地下鉄ロゴに関するトリビアでした。
重要な点を改めてまとまると、こうなります↓
- 福岡の地下鉄ロゴは全て西島親子によって作られた
- 西島伊三雄氏は、うまかっちゃんのデザイン・ネーミングも作った
福岡県民にとっては、まさに伝説の親子ですね。
ちなみに、息子さんである西島雅幸氏は2023年3月に開業した櫛田神社前駅のロゴも手がけました。