ブラジル・リオデジャネイロにあるコルコバードの丘。
その頂には巨大なキリスト像があることで有名です。
今回、福岡にてそのコルコバードのキリスト像を彷彿とされる巨大石像を発見。
早速、その様子をお伝えします。
福岡にコルコバードのキリスト像?
その巨大な石像は、筑後広域公園(筑後市)の一角にあります。
あらかじめ言っておくと、上記の写真に”それ”は既に写っています。
気づいた方はいますでしょうか?
ちょっと分かりにくいと思うので、近づいてみましょう。
こちらが正面から見たコルコバードのキリスト像・・・否、・・・巨大石像です。
更に近づいてみると結構な迫力。
高さは7メートルはあるのではないでしょうか?
改めてコルコバードのキリスト像と比較すると・・・。
うん、似ている。
- 巨大な石像
- 両手を広げている
- 丘の上にある
という共通点があります。
これは、もう福岡版コルコバードのキリスト像と呼んでも良いのでは?
ここで気になるのが、この石像の正体。
この石像の名前は?
そもそも、どうしてここに建てられたの?
筑紫石人
その答えは、石像の足元にあった記念碑に書いてありました↑
この石像の名は「筑紫石人」というそうです。
筑後地方には古来から多くの古墳があったようですね。
どうやら、この筑紫石人は八女古墳群に特徴的な造形である石人にちなんで作られたようです。
石人とは、九州北部の古墳の墳丘に立て並べられた人の形をした石造彫刻のこと。
「石人」とグーグルなどで検索するとすぐに分かると思うのですが、多くの石人は両手を広げています。
つまり、この筑紫石人はコルコバードのキリスト像にインスパイヤされて作られたものではないのです。
筑紫石人のある場所
ここで筑紫石人のある場所を。
筑後広域公園はかなり広いです。
念のため、場所を地図でお伝えしておきます。
筑紫石人は、地図の赤丸部分↑
石人がある場所は小高い丘になっており、すぐ後ろには矢部川が流れています。
また、石人の場所からは筑後船小屋駅などを眺めることができます。
運が良ければ、新幹線も見ることができるかもしれません。
まとめ
以上、筑後広域公園内にある巨大な筑紫石人についてでした。
前述の通り、僕はこの像を目にした瞬間、コルコバードのキリスト像を思い浮かべました。
この記事を書く際、試しに「筑紫石人 コルコバード キリスト」などで検索したら、驚くことに何も関連記事が出てきませんでした。
もしかして、コルコバードのキリスト像を思い浮かべた自分は変?
という思いと同時に、もっとコルコバードとリンクさせたら、筑紫石人が海外からも注目されるのではないかと思いました。
SNSなどで多く発信されれば、コロナ収束後には外国人観光客も増えるかもしれませんね。
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