今回は、僕の中での都市伝説をお伝えします。
それは、福岡出張時にパスポート持参という話です。
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福岡出張時にパスポート?
これは僕が東京で学生生活を送っていた時の話です。
ゼミの授業が終わると、先生が僕を見て何やら楽しそうに話しかけてきたのです。
「先日、福岡へ行ってきましたよ!」
どうやら学会か何かで福岡へ行ってきたようです。
先生は僕が福岡出身だと知っていたので、福岡の感想を色々と語ってきました。
そして、話は意外な展開へ。
「福岡に行く際、”パスポートを持ってきてください”と主催者側に言われた時はびっくりしましたよ」
「パスポートをですか?」
驚く僕をよそに、先生は笑顔で話を続けます。
「そう、いきなりパスポートを持ってくるように言われたんですよ。イベントの後の宴会は釜山でやると言われましてね」
「釜山で?」
先生の話をまとめるとこうなります。
福岡で打ち上げをするよりも、フェリーで釜山まで行った方が、物価の関係もあり、安く豪華にできると言われたとのこと。
その打ち上げが相当楽しかったのか、先生は福岡、釜山の思い出を僕に笑顔で語ってきたのでした。
都市伝説の理由
そして、この話は今となっては、僕の中でちょっとした都市伝説でもあるのです。
なぜならば、福岡でイベント、その後、釜山で打ち上げなんて話を他の人から聞いたことがないからです。
それならば先生にもう一度聞けばいいじゃないか?
そう思う方もいることでしょう。
実は、残念ながら、先生は病で数年前に亡くなった為、もう直接確認することができないのです。
情報源がない今、気になったので「福岡〜釜山」のフェリー(ビートル)について調べてみたところ、
- 所要時間は片道3時間
- 料金は往復28,00円(通常料金)
という情報が出てきました。
これだけの時間とお金がかかるのに、それ以上のものが待っている釜山での打ち上げとは?
今でも時々、このことを思い出しては、もっと先生に詳しく聞いておけば良かったなと思う次第です。
以上、僕の中での勝手な都市伝説でした。
僕は、以前、ソウルに入ったことがあるのですが、まだ釜山には行ったことがありません。
一福岡県民としては、せっかくフェリーで行ける近い場所なので、いつかは行ってみたいと思っています。
その先で、もしかしたら先生が笑顔だった意味がわかるかもしれません。