今回は博多祇園山笠のクライマックスである追い山・櫛田入りについてお伝えします。
櫛田入りとは、山笠が「櫛田神社の境内に入る」→「清道旗を回る」→「境内を出る」までのこと。
山笠のイメージ映像でよく使われる、あの有名なシーンです。
この追い山・櫛田入りに関して、下記の点を中心にまとめました↓
- ルート
- 時間
- 場所・地図
- 見やすい場所
- 桟敷席
- 注意点
山笠を見に行く予定の方は参考にしてください。
Contents
博多祇園山笠の基本情報
まずは博多祇園山笠の基本情報から。
博多祇園山笠は、毎年7月1日から15日にかけて開催される祭礼。
この期間に、博多各地で山笠を見ることができます。
山笠全体の日程・コースに関しては、博多祇園山笠の公式HPにてご覧ください↓
人によっては「コースが複雑でどれをどう見たら良いのかわからない」「クライマックスだけを見たい」という方もいることでしょう。
ということで、下記に博多祇園山笠で一番有名な追い山・櫛田入りについてお伝えします。
追い山・櫛田入りのルート・地図
追い山とは、15日間に渡って開催されてきた博多祇園山笠のフィナーレを飾る行事。
毎年、山笠の最終日である7月15日に行われます。
そして、この追い山の一番最初に行われる行事が櫛田入り。
櫛田入りの一連の流れは「櫛田神社の境内に入る」→「清道旗を回る」→「境内を出る」。
こちらが櫛田入りのルートを地図で表したものになります。
色の意味は下記の通り↓
- 赤色 ・・・ 櫛田入りのコース
- 緑色 ・・・ 清道旗
- 青色 ・・・桟敷席
- ピンク・・・ 境内
- オレンジ ・・・ 本殿
少し見えにくいかもしれませんが、画面右側にゲートがあり、これが上がった瞬間、山笠は出発し、櫛田神社の境内へと走って行きます。
画面中央に見えるのが清道旗。
この清道旗をぐるっと回って境内を出た後、山笠は博多の街へ駆け出します。
参考までに、こちらが櫛田神社周辺の地図↑
赤丸部分が櫛田神社になります。
追い山・櫛田入りの開始時間・所要時間
ここからは櫛田入りの開始時間・所要時間をお伝えします。
まずは重要な基本情報から。
山笠には、七流(しちながれ)と呼ばれる七つの流れがあります↓
流れ | 地区 |
恵比須流 | 11カ町 |
大黒流 | 博多川東側の12カ町 |
土居流 | 主に土居通り沿いの10カ町 |
東流 | 旧東町筋の19カ町 |
西流 | 大博通りの西側12カ町 |
中洲流 | 中洲1~5丁目の5カ町 |
千代流 | 千代1~6丁目の24カ町 |
七流れとは町の集合体、現代風に言えば自治会のようなもの。
この七流れが順に櫛田入りをします(順番は年によって違う)。
一番山がスタートするのが7月15日午前4時59分。
それから6分後の午前5時5分に二番山がスタート。
その後、5分おきに各々の流れがスタートしていきます。
一番山→二番山だけ6分の間隔が空く理由は、一番山だけ清道旗を回った後に止まって博多祝い唄を歌うことができるからです。
この博多祝い唄の時間が約1分なので、ここだけ次との感覚が6分となっています。
尚、櫛田入りのタイムについてですが、どの山も大体30秒台です。
参考までに、下記は2022年度の櫛田入りのタイム↓
- 恵比須流 34秒08
- 大黒流 35秒42
- 土居流 36秒59
- 東流 32秒28
- 西流 32秒60
- 中洲流 36秒70
- 千代流 32秒24
- 上川端通 52秒55
上川端通だけサイズが大きいため、タイムも遅くなります。
この上川端通も含め、櫛田入りするのは合計8基。
気になる櫛田入りの所用時間ですが、午前4時59分にスタートし、大体5時50分頃には終了します。
追い山は櫛田神社を出た後も続き、須崎町の廻り止めを目指し、博多の街を約5km疾走します(追い山の全体ルートはコチラ)。
追い山・櫛田入りが見やすい場所・注意点
ここからは櫛田入りが見やすい場所、及び注意点をお伝えします。
櫛田入りが一番見やすい場所は桟敷席ですが、チケットが入手困難な為(詳細は後述)、まずは外道でのスポットをお伝えします。
当然のことながら、臨場感があるスタート地点周辺は込み合います。
見る際の注意点は「道が狭いこと」「激混みであること」です。
こちらは櫛田入りがスタートする周辺のGoogleストリートビュー↑
櫛田入り当日は、車道は山笠が通る場所、歩道は観戦スポットになります。
注目すべき点は歩道の狭さ。
この狭い歩道に多くの人が詰めかけるわけですから、必然的にすごい密度になります。
何も説明しなくても、どのような状態かはわかると思います。
幸いにもこの歩道は平坦な場所にあるわけですが、激混み状態・喧騒の中だと何が起こるかわかりません。
また、早朝とは言え、7月中旬なので蒸し暑さがあります。
櫛田入りを見る際には、このような状態にも十分に気をつけましょう。
桟敷席とは?
外道は激混み&暑い。
涼しい場所でゆっくりと見たいと思った場合、気になるのが桟敷席。
しかし、この桟敷席は超がつくほどのプレミアチケットで入手困難です。
一応、ここでは桟敷席についてもお伝えしておきます。
桟敷席は300席しかなく、価格は7,000円(7月15日の追い山)。
※7月12日の追い山ならしの桟敷席は3,000円
この桟敷席は櫛田神社で販売されるのですが、毎年、販売から15分ほどで完売します。
徹夜をして並ぶ人もおり、本当に入手困難です。
ちなみに、2023年度分の桟敷席もわずか15分で完売しました。
よって、櫛田入りを見たい場合は、前述の外道からしか見る方法はありません。
まとめ
以上、博多祇園山笠のクライマックスである追い山・櫛田入りについてでした。
重要な点を地図を使って振り返っていきましょう。
早朝とは言え、7月中旬。
気温・湿度が高く、人ごみ特有の暑苦しさもあります。
体調管理には十分に気をつけましょう。
また、身の回りの物は落とさないように注意しましょう。
【関連記事】博多と福岡の違い
前述の通り、博多祇園山笠は七流れという七つの地区から構成されるわけですが、この全ての地区は博多側。
また、山笠のルートに関しても博多を出ることはありません。
このように、今でも「博多」という概念はハッキリと残っています。
博多と福岡の違いが気になる方は、こちらの記事もご覧ください↓
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