今回は福岡市と糟屋郡を流れる多々良川に関して、下記の点を中心にお伝えします↓
- 水位
- ライブカメラ
- 過去の氾濫
気になっていた方は参考にしてください。
多々良川の基本情報
まずは基本情報から。
データ参照:wikipedia
地図の青色の線が多々良川↑
福岡市と糟屋郡を流れる二級河川で、流路延長は17.4 kmです。
かなりの川幅があります。
Googleストリートビューで見た多々良川(東区松崎付近)↑
先日、松島から名島にかけて多々良川沿いを歩いたのですが、上記のような看板が所々に設置してありました。
あれだけ幅のある多々良川ですが、雨が強く降った日は水位も結構上がるようです。
ここで気になるのが水位やライブカメラの情報。
というのも、ここ最近は過去にない豪雨が続き、予想を上回る被害が発生することがあるからです。
大雨の際にスマホから簡単に多々良川の情報を得ることができたら安心です。
下記に災害時に役立つ情報をお伝えしていきます。
多々良川の水位
多々良川の水位は福岡市防災気象情報にて確認できます。
上記の図は何も問題がない通常時のもの。
多々良川の水位が確認できるサイトはこちら↓
多々良川のライブカメラ
数字ではなく、画像にて現在の状況を確認したいという方もいることでしょう。
上記の水位情報と内容が少し被る点もあるのですが、下記は多々良川のライブカメラ情報になります↓
重要な点を補足しておくと、これは動画ではありません。
静止画で「10分前」「30分前」の画像を掲載しているものです。
しかし、直近の多々良川の様子をネットで確認できる貴重な情報源となります。
上記のライブカメラで映されている多々良橋の場所は、地図の赤丸部分となります↑
多々良川の過去の氾濫情報
多々良川は過去に氾濫したことがあるのでしょうか?
調べたところ、直近では2009年7月24日から26日の3日間にかけて福岡都市圏で発生した大豪雨の際に氾濫していました。
参考資料は「2009年 7月福岡都市圏流域において発生した豪雨災害」。
長い資料なので、多々良川に関する箇所だけ抜粋しました↓
3日間の総雨量↓
那珂川,御笠 川,宇美川,多々良川流域においてそれぞれ総雨量が500mmを越えた.
24 日 19 時半~ 20 時 水害 樋井川,宇美川,多々良川の各所で河川氾濫
福岡都市圏 のほとんどの主要河川で氾濫危険水位を越え,中で も樋井川,那珂川,宇美川,多々良川が (7 月 24)19 時半から 20 時 40 分の間に随時ピーク水位を示した.この時間の前後において,樋井川,宇美川,多々良川は氾濫したものと推測される.大雨洪水警報の発表から ピーク水位(氾濫)までの時間は,早いところで 2 時間 21 分,遅いところで 3 時間 31 分しか余裕がな かった.
福岡都市圏流域の福岡市(樋井川流域), 篠栗町(多々良川流域),粕屋町(多々良川流域), 志免町(宇美川流域)では(7月24日) 19 時 18 分から 20 時 30 分の間に避難勧告・指示の発表が集中することとな った.
7月24日↓
19:30 篠栗町篠栗小学校校区に避難勧告.(多々良川流域)
20:00 粕屋町全町に避難勧告.(多々良川流域)
この3日間は福岡都市圏全域ですごい雨だったようです。
前述の通り、多々良川は福岡市と糟屋郡を流れているのですが、この豪雨の際は特に糟屋郡の方で被害が大きかったようです。
ご覧の通り、午前11時台に多々良川の水位は6mほどの高さでした。
6mは氾濫危険水位(4.23m)を軽く超える数字です。
上図で言えば、この時は白色の箇所も青色(水)で埋まっていたことになります。
下記は氾濫時ではありませんが、大雨が降った時の多々良川の様子↓
水位だけではなく水の流れもチェックすると、その威力がわかりやすいと思います。
まとめ
以上、多々良川についてでした。
重要な情報をまとめると下記の通りになります↓
水位
ライブカメラ
前回、多々良川が氾濫したのは2009年のことですが、異常気象が毎年のように続いているので、近くに住む方は大雨の時などは警戒しておいた方が良いかもしれません。