当サイトは一部の記事にプロモーション広告を含みます。

福岡の水道水は飲めるのか?|まずい?おいしい?|沸かして飲むべき?

天神イメージ写真

今回のテーマは福岡の水道水について。

この記事を書こうと思ったきっかけは、ある実体験によるもの。

以前、県外に住む友人が出張で福岡に来たのですが、ホテルの水道水を飲んで「まずい」と言い出したのです。

詳しく聞いたところ、「変な味がする」「少し匂いがする」と言うのです。

その友人はどちらかと言うと鈍感なタイプだったので、無色透明の水道水にそのように反応するのは正直意外でした。

その後、気になって福岡の水道水について調べたら、友人同様、福岡の水に違和感を覚えると言う人の意見が多く見られました。

その点を踏まえ、今回は下記の点を中心にお伝えします↓

  • 福岡の水はまずい?おいしい?
  • 水のおいしさランキングで福岡は全国何位?
  • 福岡の水に特徴がある理由は?

 

福岡の水道水が気になっていた方は参考にしてください。

福岡の水道水は飲めるのか?

まず一番気になるのが”福岡の水道水は飲んで大丈夫なのか?”という点。

結論から言うと、問題なく飲むことができます

そのことは福岡市のホームページにも記載されています↓

給水栓(じゃ口)から出る水道水には国が定めた水質基準があり、この基準は水道水を一生涯飲み続けたとしても健康に影響が出ない量に決められています。

福岡市では、給水栓の水質検査を毎月市内8地点(各区1箇所、東区のみ2箇所)で行っており、水質基準に適合していること確認していますので、安心して飲んでいただけます。

参照:福岡市HP

福岡の水道水に関しては様々な意見があるようですが、飲む分には全く問題はありません

福岡の水道水はまずいのか?おいしいのか?

それでは、ここからが本題。

福岡の水道水はまずいのか?おいしいのか?

ネットで調べてみたところ、福岡の水道水に関しては結構な数の「まずい」という意見が出てきました。

特に他県から福岡に引っ越してきた人たちが、敏感に反応しているようです。

それを象徴する画像がこちら↓

福岡の水道水はまずい?おいしい?Googleで「福岡 水道水 まずい」で検索すると、実に132万件もの検索結果が表示されます。

気になって隣県で同じように検索(ex/熊本 水道水 まずい)した結果がこちら↓

  • 熊本 →  8.9万件
  • 佐賀 →  6.7万件
  • 大分 →  12万件

表示された検索結果は、福岡の10分の1以下でした。

単純に人口が違うからでは?

そう思って、人口の多い他の都道府県でも同じように調べた結果がこちら↓

  • 東京  →  87万件
  • 北海道 →  23万件
  • 愛知  →  13万件
  • 大阪  →  132万件

なんと福岡の「水道水 まずい」の検索結果は、日本で一番人口が多い東京より45万件も多かったのです。

また、福岡とあまり人口の変わらない北海道に関しては検索結果が23万件とかなり低い数字。

この結果を受けて、流石に福岡の水道水には何かあるのでは?と思ってしまいました。

ちなみに、福岡と同等の132万件という検索結果だった大阪にもそれなりの理由があるようです(後述)。

福岡の水道水は全国で一番まずい?

福岡の水道水に関して調査を始めたところ、次から次へと情報が出てきました。

その中でまず最初に目についたのが、47都道府県を対象にした地元民がおいしいと思う水ランキング

これは、全国各地の住民にその地の水はおいしいかとアンケートしたもの。

その結果がこちら↓

順位 都道府県
1 熊本
1 鳥取
1 富山
4 青森
4 石川
6 高知
6 静岡
8 山形
43 大阪
44 埼玉
45 千葉
46 沖縄
46 福岡

参照:ITメディアビジネス

なんと福岡は沖縄と並んでおいしいと思う水ランキング全国最下位でした。

つまり、「まずい」という評価です。

なぜこのような結果になるのでしょうか?

更に調査したところ、福岡の水道水には

  • 残留塩素
  • 硬度

に大きな特徴があることが分かりました。

それぞれ詳しく解説していきます。

【福岡の水道水】残留塩素

まずは残留塩素から。

下記は、残留塩素に関して福岡市HPに記載されている内容↓

水道水には消毒のために塩素が注入されており、残留塩素は細菌等が繁殖するのを防ぐ大切な働きをしています。

残留塩素がない水道水は病原菌で汚染されるおそれがあり、安全とは言えません。

水道法では、水道水(給水栓)の残留塩素は0.1mg/L(1リットルあたり0.1ミリグラム)以上あることが義務づけられています。

参照:福岡市HP

このように安全上、残留塩素は必要な成分

がしかし、残留塩素には独特の匂い&味があり、これがカルキ臭の要因の一つになることもあるそうです。

それを踏まえた上で、先ほどの47都道府県を対象にした地元民がおいしいと思う水ランキング残留塩素の項目を追加してみました。

その結果がこちら↓

順位 都道府県 残留塩素(mg/L)
1 熊本 0.3
1 鳥取
1 富山 0.8
4 青森 0.48
4 石川 0.7
6 高知 0.5
6 静岡 0.4
8 山形 0.59
43 大阪 0.8
44 埼玉 1.5
45 千葉 1.4
46 沖縄 1.16
46 福岡 0.9

参照:地域別残留塩素濃度一覧表

おいしい水ランキング上位の都道府県でも0.8mg/Lのパターンがある為、一概に残留塩素が水道水のおいしさに影響するとは言い切れません。

しかし、ランキング下位の都道府県の残留塩素がどれも高数値なことを考えると、やはり「残留塩素が多い→ 匂いがする → 味に影響」という構造は否めないでしょう。

福岡の場合、残留塩素は0.9mg/Lと高い数値になっています。

尚、福岡同様、「水道水 まずい」で132万件もの検索結果が表示された大阪も残留塩素0.8mg/Lという高い数値になっています。

【福岡の水道水】水の硬度

次は水の硬度について。

水の硬度が高いと、ミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)が豊富に含まれます。

しかし、その分、少し苦味が生じることも。

下記は都道府県ごとの硬度ランキング↓

順位 都道府県 硬度(mg/L)
1 沖縄 84.006
2 千葉 81.775
3 埼玉 75.015
4 熊本 70.449
5 茨城 66.469
6 東京 65.304
7 神奈川 61.825
8 福岡 60.815
9 愛媛 58.279
10 群馬 57.343
46 山形 27.801
47 愛知 26.476

参照:ソフトウォータークラブ

ご覧いただくと分かる通り、おいしい水ランキング下位である沖縄・千葉・埼玉・福岡の硬度は高いです。

全国の平均硬度は50.916mg/L

その点を考えると、福岡の60.815mg/Lは高めの数値であることが分かります。

ちなみに、WHO(世界保健機関)が発表している硬度基準は下記の通り↓

種類 硬度
軟水 軟水 0~60mg/L未満
中硬水 60~120mg/L未満
硬水 硬水 120~180mg/L未満
超硬水 180mg/L以上

一般的に「ヨーロッパは硬水、日本は軟水が多い」と言われていますが、WHO基準では福岡の水は中硬水に分類されます。

【福岡の水道水】煮沸して飲むべき?

以上のことから福岡の水道水は全国と比較すると

  • 残留塩素が高め
  • 硬度が高め

であることが分かりました。

残留塩素は少し匂いがすることがあります。

硬度が高いと、苦味が生じることがあります。

つまり、福岡の水は残留塩素と硬度が高い為、少し味にクセがあるのです。

これが他県出身の人が福岡の水に違和感を覚える理由。

ここで気になるのが水道水の飲み方

前述の通り、日本の水道水は一生涯飲み続けたとしても健康に害はありません。

とは言っても、匂いや味がどうしても気になるという方もいることでしょう。

何か良い飲み方はないのでしょうか?

福岡市水道局のHPには、水をよりおいしく飲む方法として煮沸することが紹介されています↓

水を沸騰させてください。
5分程度沸騰させることで、塩素を取り除くことができます。

参照:福岡市水道局

煮沸することで塩素(匂い)を取り除くことができます。

そのまま飲むのに抵抗がある方は、一度煮沸すると良いでしょう。

水道水をウォーターサーバーで綺麗な水にする

ちなみに、私は物心ついた頃から一度も水道水をそのまま飲んだことがありません。

特に何かあった訳ではないのですが、市販の水を飲み始めてからはなぜか水道水を直で飲めなくなったのです。

このように水道水をそのまま飲めない人は結構多いのではないでしょうか?

そのような時に問題となってくるのが、水代手間

私の場合、2Lのペットボトル(120円程)を月に20本使うので水代だけで月額2,400円程かかっています。

そして、何と言っても水がなくなる度にスーパーに買いに行く手間がストレス。

何か良い方法はないのかと色々と探していたら、たくさん水を使う人はウォーターサーバーを利用しているみたいですね。

ウォーターサーバーといえば「水がなくなる度に新しいボトルを注文」と考えていたのですが、水道水を注ぐだけで綺麗な水に変えてくれるタイプもあるみたいです。

それならば、わざわざ注文する必要がなくて楽です。

綺麗な水が作り放題なので、水をよく使う人にとってはかなり魅力的。

気になったのでウォーターサーバーについても色々と調べてみました。

下記は、全て水道水を注ぐだけで綺麗な水が作れるウォーターサーバーです↓

消費者目線で月額料金解約金を中心にまとめてみました。

リンクをクリックすると公式HPにて詳細を確認できます。

サービス名 月額料金 解約金 備考
クリクラfeelfree 2,980円 1年未満
→20,000円

1年以上2年未満
→15,000円

温水・冷水

チャイルドロック

ハミングウォーター 3,300円 2年未満
→16,500円 
温水・冷水

チャイルドロック

every frecious tall/mini
3,300円

カフェ機能付き
3,850円

1年未満
→22,000円

1年以上2年未満
→16,500円

2年以上3年未満
→11,000円

温水・冷水・上温水

カフェ機能付き
→コーヒー抽出可能なカフェ機能がプラス

アクアバンク 4,378円 1年未満
→16,500円
温水・冷水

水素水

ご覧の通り、ウォーターサーバーは月3,000円程で設置することができます(意外とそこまで高くありません)。

私の場合、ペットボトルの水代が月2,400円程なのでしばらくはこのままで行こうと思うのですが、よく水を飲む方であったり、大家族の場合はウォーターサーバーを考える余地があると思います。

例えば、100円のペットボトルを月に50個使うと月額5000円なので、ウォーターサーバーを設置した方が安くなります。

しかも使い放題なので、気持ち的にも楽です。

しかし、問題点も。

それは解約金

多くのウォーターサーバー会社は契約期間を2年・3年と設定しており、更新月以外に解約した場合、結構な額の解約金がかかります(解約金の詳細は表をご覧下さい)。

それでも、長期間、たくさんの水を使う予定の家庭にとっては、「綺麗な水を好きなだけ使える」「スーパーに重い水を買いに行く手間が省ける」ので利点は多いと思います。

ウォーターサーバーの多くには温水機能もあるため、コーヒー・カップ麺、赤ちゃんのミルクなどを作る際には重宝できると思います。

前述の通り、福岡の水道水の評判はあまり良くありません。

水道水をそのまま飲むことに抵抗がある方は、ウォーターサーバーを設置したら問題が解決できるかもしれません。