玄界島は福岡市西区に属する島。
周囲は約4.4km。歩いて1時間ほどで一周できる大きさだ。
博多ふ頭第1ターミナルから玄界島行きのフェリーが出ており、片道35分程。
今回は玄界島の「基本情報」「ヘリポート」「柱島」「アクセス」についてお伝えしたい。
玄界島の基本情報
下記は玄界島の観光スポット、及びフェリーの発着時刻表。
玄界島は漁業の島。博多から約18kmの場所に浮かぶ。
集落は島の南側にあり、それ以外の場所は人気がない。
例えば、下記に紹介する島の北側にある柱島を1時間ぼっ〜と眺めても誰も通りかからないレベルだ。
玄界島は、2005年に起こった西方沖地震の震源地としても知られる。
その際、集落は壊滅的な被害を受けた。
現在は復興宣言も出され、島は元の生活を取り戻している。
尚、西方沖地震の際に住処を失った島民に対し、今はなき九電記念体育館(福岡市中央区)が避難所として提供されていた。
玄界島のヘリポート
玄界島の西側にはヘリポートがある。
ヘリポートが完成したのは2009年のこと。
これには、前述の西方沖地震が大きく関わっている。
それまで玄界島にヘリポートはなく、ヘリコプターの緊急離着陸は多目的広場が使用されていた。
しかし、その多目的広場は西方沖地震の際、多くの仮設住宅が設置されることに。
この経験から、緊急時のことも考えヘリポートを作ろうという案が出て、2009年に島の西側にヘリポートが作られたわけだ。
陸に住んでいるとなかなか意識することはないが、孤島に住む人にとってこのヘリポートの存在は大きなことだろう。
地震や災害の際はもとより、救急医療が必要になった際など、島に一つヘリポートがあると気持ちの面で全然違うからだ。
海が大荒れでフェリーを出航できない時は、ヘリコプターの存在はより大きくなる。
因みに、上記の写真奥に写っている島は大机島と小机島と呼ばれる島。
玄界島の南西2kmに浮かぶ無人島で、名前の由来は島の形がテーブル状に見えるからだそうだ。
柱島
玄界島に初めて行った際に一番印象に残ったのが、柱島(はしらじま)。
柱島は玄界島の北西700メートルにある島。
見た目から察しがつくと思うが、無人島だ。
玄武岩の柱状節理が発達している為、柱島という名称がつけられたそうだ。
柱島の高さは60メートルもあると言われている。
正直、島というよりかは岩といった印象が強い。
なんだかドクロのようにも見えなくはない。そんな島がポツンと海に浮かぶ姿は、どこか不気味だ。
そして、なぜか神秘的なものも同時に感じる。
柱島が見える玄界島の北側は人がいない。それも独特の雰囲気を醸し出す一つの要因だろう。
この場所にいると、遠くには海に浮かぶ柱島が見えるだけ。
他は波の音がするのみ。
思わず、時の流れを忘れてしまいそうだ。
物思いにふけるには良い場所かもしれない。
玄界島へのアクセス
玄界島行きのフェリーは博多ふ頭第1ターミナルから出航している。
博多ふ頭第1ターミナルの詳細(切符売り場・乗り場etc)はコチラ。
博多ふ頭第1ターミナルがあるベイサイド博多の詳細はコチラ。