向かい合うカフェ
皆さんは天神に向かい合うカフェがあるのをご存知だろうか?
カフェがある場所は、西鉄福岡(天神)駅の改札口を出てすぐの場所だ。
実際の様子は上記の写真の通り。
サンマルクカフェ(福岡天神駅店)とタリーズ(西鉄天神福岡駅店)は向かい合うようにあるのだ。
実は、この立地は前々から気になっていた。
その理由は、”どれだけ気まずいのだろうか?”というものだ。
この2店舗には窓際にカウンター席があり、お互いの店が見えるようになっているのだ。
離れていながらも何度か目が合うとお互いに気まずいはず。
ずっと気になっていたので先日、実際に行ってみた。
タリーズ(西鉄天神福岡駅店)
行ったのはタリーズ(西鉄天神福岡駅店)。
実はサンマルクカフェ(福岡天神駅店)には以前、何度か行ったことがあった。
だが、タリーズ(西鉄天神福岡駅店)がオープンしたのは2018年9月下旬のこと。
こちらにはまだ行ったことがなかったので、せっかく行くなら新しいお店でということでタリーズを選ぶ。
このことからも分かる通り、向かい合うカフェは昨年の9月に誕生したばかりの新しい光景なのだ。
やはり向かい合うカフェは気まずいのだろうか?
少しドキドキしながら顔を上げてサンマルク側を見る。
ここで重要な事実に気づく。
”よく見えない……”
実は私はそこまで視力が良くないのだ。よって、相手と目が合っているかどうか、よく分からないという予期せぬ事態に。
検証結果は、視力が良くない人にとってはあまり気まずさを感じないというしっくりしないものに。
だが、それ以上の発見がこの窓際の席からはあった。
人間ウォッチング
それは人間ウォッチングだ。
お店があるのは西鉄天神(福岡)駅の改札の真ん前。窓の下には常に無数の人が四方八方へと歩いている。
電車が到着しようものなら人がどっと改札から溢れ出す。
それは異様な光景だ。
こんなにも多くの人が前を歩くカフェは福岡にそうないのではないか?
人が歩くのは窓の真下になる。その距離なら視力が悪くても見える。
普段、あまり人間ウォッチングをしないのだが、目の前に多くの人が行き交うということもあり、なんとなく見ていると実にこれが面白い。
同じ空間を同じ時間に歩いているのに、そこにいる人の雰囲気・表情は千差万別。
急いでいる人、ゆっくり歩いている人、笑顔の人、暗い表情の人、怒っているような表情の人、無表情の人、買い物袋を手に嬉しそうな表情の人、歩きスマホに夢中になっている人、バックパッカー姿の外国人観光客etc。
とにかく色んな人達が目の前を歩いて行くのだ。
今現在同じ空間にいても目的地は違う。それぞれが違う目的を持って、違う場所へと去って行く。
普段あまり意識しないだけで、天神には本当に色んな人が行き交っているものだと再認識させられる場所だ。
興味のある方は、一度向かい合うカフェのどちらかで人間ウォッチングをしてみるのも良いかもしれない。