先日、昔の写真を見返していたら、思わず「あっ!」と声をあげたくなるほど衝撃的な写真を目にしました。
何と池の上にある橋が、真っ二つに折れているのです。
当時撮影した写真を使って、その時の状況をお伝えします。
橋が真っ二つに!
その場所は、長者原駅近くにある駕与丁公園 。
写真はこちら↓
ご覧のように、橋が途中で折れています。
このような現象を「落橋(らっきょう)」と呼ぶそうです。
落橋の結果、橋は水浸し。
当然、橋周辺へは立ち入り禁止となっていました。
駕与丁公園の造りは面白く、二つの橋が近距離に建てられていました。
ちなみにこれを撮影したのは、2015年2月のこと。
かれこれ5年以上前の話です。
現在、落橋した橋はどうなっているのでしょうか?
折れた橋の現在は?
あいにく、現地に行って目視での確認はしていません。
しかし、今はネット社会。
簡単に現在の橋の様子を確認できました。
上図の赤枠部分は、かつて橋がかかっていた場所↑
色々と調べると、落橋した橋の名は「みずどり橋」。
気になる落橋の原因は、設計ミスと施工ミスだったようです。
橋を撤去する際には、池の水を全部抜いたとか・・・。
そして、橋の撤去費用には5700万円もかかったそうです。
橋を管理する自治体としては、本当に落橋は大誤算だったことでしょう。
日本でこんなことが起きるのかといった感じです。
在りし日のみずどり橋
ちょっと気になって、在りし日のみずどり橋のことについても調べてみました。
他社様のサイトになるのですが、在りし日のみずどり橋の写真はこちら↓
二羽の水鳥が羽ばたく姿をイメージして作られたので、みずどり橋と名付けられたようです。
写真を見る限り、橋は水平ではなく、少し曲がった造りになっています。
建築のことについてはズブの素人ですが、橋を曲がらせるためにはかなりの技術が必要だったことでしょう。
湾曲した橋を作ろうとした結果、水鳥の羽が折れ水没することに・・・。
何とも皮肉な結果です。
湾曲といえば、東京オリンピックのメイン会場・国立競技場もアーチ状にするかどうかでかなり揉めていましたね(結局は取りやめ)。
やはり、建築において湾曲させるのは、かなり難しいことなのでしょう。
以上、5年前の落橋した写真を見て、色々と建築について考えさせられた話でした。
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