福岡の中心地・天神から程近い場所に「親不孝通り」という衝撃的な名前の通りがあります。
実は、この通りの名前は何度も改名され、親不孝通りに”戻って”いるんです。
その辺も含めて、今回は親不孝通りについてお伝えします。
親不孝通りの歴史
親不孝通りは、全長約300メートルの通り。
天神の中心地からは程近い場所にあり、昭和通りと那の津通りに面しています。
「親不孝通り」という衝撃的な名前は、何度かの改名を経て元に戻っています。
その経緯はこちら↓
親不孝通り
↓
天神よろず町通り
↓
親富孝通り
↓
親不孝通り
まずは親不孝通りの名前の由来から。
親不孝通りという名前が誕生したのは1970年代のこと。
当時、通り周辺には予備校が集まっており浪人生がたくさんいました。
そのため、親不孝通りと呼ばれるようになったのです。
”第一次”親不孝通りの時代、この周辺は非常に栄えていたそうです。
特にバブル期は、この周辺だけでもディスコが10軒ほどあり、九州最大のディスコ通りとして有名でした。
しかし、同時に治安の悪化も問題に。
例えば、親不孝通り沿いにある長浜公園はヤンキーの溜まり場でした。
それは社会問題となり、親不孝通り・長浜公園の様子はテレビ番組に取り上げられることも度々。
治安の悪さには通り名にも原因があるという意見から、親不孝通りはその後「天神よろず町通り」へと改名されました。
しかし、2000年に「おやふこうどおり」は「親富孝通り」と漢字を変えて戻ってきます。
「親富孝通り」には、「親が富み、子が孝行する通り」との願いが込められていました。
その後、治安は回復したものの、若者離れが叫ばれ、通りは最盛期の賑わいを失いました。
また賑わいを取り戻ろそう。
そう考えた地元商店街からは愛着のある「親不孝通り」への名称復活運動が行われるように。
そして2017年に通りは再び「親不孝通り」へと戻ったのです。
現在、親不孝通り沿いには約200軒の飲食店や娯楽施設などがあります。
親不孝通りの雰囲気
ここからは写真を交えて、親不孝通りの雰囲気をお伝えします。
よって、明るい時間帯に行くとご覧のように閑散としています。
ローマ字ならば「親富孝通り」「親不孝通り」どちらでもいけます。
以前、テレビで親不孝通りを特集していたのですが、最も栄えていた頃には夜になると通りは酔っ払いで溢れていたそうです。
そのため、通り沿いにはゲロ吐き場なるものもあったようです。
目立つところに交番があるので安心です。
親不孝通りへのアクセス
上記赤丸部分が昭和通りに面する親不孝通りの入り口となります。
福岡発着の格安航空券↓
天神周辺のホテル↓