福岡ドーム
福岡ドーム(ペイペイドーム)は日本初の開閉式ドーム球場。
言わずと知れたプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの本拠地だ。
オープンしたのは1993年。
収容人数は野球時は40,178人、コンサート時は52,500人。
こちらはグーグルマップでの航空写真。
ご覧のように福岡ドームは海のすぐそばにある。
福岡ドームができた直後、屋根の色はシルバーだった。しかし、現在は茶色になっている。
実はこれは計画的なもの。
塩を含む海風で茶色に変わるように考えられていたのだ。
福岡ドームのモデルは古代ローマのコロッセオと言われている。屋根が茶色になったことで雰囲気的に以前よりもコロッセオに近づいた。
因みに、屋根を開閉するのにかかる時間は20分。1回の開閉にかかる費用はトータル(電気代、人件費、運営費、設備費含)で100万円程するそうだ。
福岡ドームの雰囲気
幅が広い為、ドームながら開放感があるのが特徴。
2012年からは「ルーフオープンデー」と称して年に2~3試合、屋根を開けるのが恒例化するようになった。
2013年には大型ビジョンを改修工事し、全5面のLEDビジョンへ。
5面をひとつなぎにしたら合計表示面積は1543平方メートルで世界最大になる。
ビジョンの横の長さはボーイング747が3機横に並んだ時の長さに匹敵するらしい。
施設・設備
8番ゲート近くには必勝祈願を行う鷹観世音大菩薩がある。
福岡ドームの真横にはマークイズ福岡がある。
マークイズ福岡は2018年秋にできたばかりの複合商業施設。
館内には163ものテナントがあり、ショッピングの他、飲食店も充実している。
野球観戦の際、早く福岡ドームに着いても心配する必要はない。
以前、7番ゲート付近にあった王貞治ベースボールミュージアム。
2018年11月に一時休館し、2020年にヤフオクドーム横に新しく出来るエンタメビルへ移転する予定だ。
因みに王貞治ベースボールミュージアム跡地には2019年4月に英国風パブのHUBがオープンする。
『半島を出よ』
福岡ドームは村上龍が書いた『半島を出よ』の中にも出てくる。この小説は設定が凄まじく、北朝鮮の特殊戦部隊員が漁船で福岡に侵入してくるというもの。
福岡ドームは野球の試合中、北朝鮮の特殊戦部隊員によって制圧されることになる。
現実的にはありえない設定だが、描写が細かく読んでいるうちにもう一つの世界へ飲み込まれそうになる。
小説は上下巻の2冊。表紙は福岡市の航空写真で、そこには福岡ドームも写っている。
アクセス
住所:福岡県福岡市中央区地行浜2丁目2番2号