今回は福岡県民ならば絶対に知っておかなければならない西山断層についてお伝えします。
西山断層とは福岡の真下を通る活断層帯のこと。
宗像市の沖合から朝倉市までを貫いており、全長は110kmにも及びます。
この西山断層について下記の項目を中心にお伝えしていきます。
- 断層帯の場所
- 地震発生の確率
- 津波
- 防災マップ
特に宗像市・福津市周辺にお住いの方は、大きな津波が起きる可能性があるので要注意です。
西山断層の基本情報&場所
こちらが西山断層の大まかな地図になります↑
前述の通り、西山断層は福岡の真下を通る活断層帯。
宗像市の沖合から朝倉市までを貫いており、全長は110kmもあります。
以前、当サイトでは警固断層(玄界灘から福岡内陸部にかけて長さ55kmに渡る活断層帯)を特集しましたが、西山断層の全長はその2倍。
西山断層で直下型地震が起きた場合、以下のような災害が想定されます。
- 最大M7.6
- 大きな津波の可能性(最大4.3m)
今まで日本海側では大きな津波は起きにくいとされてきましたが、西山断層に関しては最大4.3mの津波が想定されています。
気になる地震の発生確率ですが、現時点では”不明”とされています。
これだけ大きな数字が想定される地震の発生確率が不明とはなんとも不気味ですね。
西山断層の津波
西山断層は海と陸に跨る断層帯なので、津波が押し寄せる時間が非常に速いとされています。
こちらは各地で想定される最大の津波高↑
福岡・佐賀の多くの場所で、2m以上の津波が起こる可能性があります。
福岡県内で特に気になるのは、宗像市(4.3m)と福津市(3.8m)。
宗像は西山断層が直下を通っていることもあり、地震が起こった際は津波の到達が最短で3分、最大で4.3mという風に非常に恐ろしい数字となっています。
尚、宗像の津波最大4.3mというのは地震発生から19分後と想定されています。
これだけ大きな津波が想定される為、近隣住民の方は対策が必要です。
地震・津波に備えて防災マップを作成している自治体もあります。
下記は特に高い津波が想定される宗像市・福津市の防災マップです↓
宗像市の防災マップ
地震・津波に関する防災マップを確認できます(オレンジ色の枠)。
想定される津波の高さが確認できます。
上の地図のピンク色の部分は、津波の高さ2m以上〜5m未満が想定される地域。
福津市の防災マップ
地域ごとに防災マップを確認できます(オレンジ色の枠)。
福津市総合防災マップを一括ダウンロードすることもできます(赤色の枠)。
こちらは津屋崎の防災マップ↑
画面右の赤色の枠内にて津波浸水想定区域を確認できます。
まとめ
以上、西山断層についてでした。
西山断層の最大の特徴は津波。
最大4.3mの津波はイメージするだけで恐ろしいものです。
特に宗像周辺は断層が直下を通っていることもあり、津波の到達が速いとされています。
近隣にお住いの方は防災マップを見て、万が一に備えてシミュレーションしておいた方が良いでしょう。
警固断層
こちらは警固断層の詳細記事↑
警固断層は全長約55kmで、範囲は玄界灘〜博多湾〜福岡市〜筑紫野市。
今後30年以内に活動する可能性が「高い」グループに分類されています。
福岡といえば地震は少ないと思いがちですが、このように大きな断層帯が複数存在することは意識しておかなければなりません。
地震時の対策
ここからは今からできる地震時の対策方法をご紹介。
万が一の時の備え、防災グッズは必需品。
防災グッズは道具のみのものから非常食付きのものまで様々なタイプのものがあり、安いものは5000円程で手に入ります。
防災グッズが家にあることで気持ち的にも余裕が持てます。
その他、火災保険や自動車保険の確認も大切。
加入されている保険に地震特約があるかどうか今一度ご確認ください。
地震で大きな被害が発生した際、保険に地震特約が付帯しているかどうかで補償内容も大きく変わっています。
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