今回のテーマは警固断層について。
警固断層とは、玄界灘から福岡内陸部にかけて長さ55kmに渡る活断層帯のことです。
福岡内陸部はまさに福岡の中心部を通る為、大きな地震が起ころうものなら甚大な被害が想定されます。
福岡に住む人ならば、絶対に意識しておかなければならないもの。
それが警固断層。
この警固断層について
- 断層の場所
- マグニチュード
- 注意点
などを中心にお伝えします。
警固断層の場所【地図】
まずは警固断層の場所から。
警固断層は全長約55km。
範囲は玄界灘〜博多湾〜福岡市〜筑紫野市。
こちらが地図で見た警固断層↑
警固断層は北西部と南東部の2つに大きく分かれます。
北西部は玄界灘から志賀島にかけて、南東部は博多湾から福岡市、春日市、大野城市、筑紫野市にかけて続きます。
福岡市内をより詳しく言うと舞鶴〜薬院〜大橋辺りになります。
マグニチュード・震度
地図で警固断層を見ると、がっつりと福岡の中心部を通っていることがわかります。
気になるのが地震発生時の威力。
果たして、警固断層とはどれだけ大きなものなのでしょうか?
数字で表すと
- マグニチュード7.2
- 震度7
程度の地震が想定されています。
地震発生の可能性
次に気になるのが地震が発生する可能性。
日本にある活断層の中で、警固断層は今後30年以内に活動する可能性が「高い」グループに分類されています。
ダイレクトに言うと、今後30年以内に福岡で大地震が発生する可能性があると言うことになります。
福岡の地震といえば、記憶に新しいのが2005年に起きた福岡西方沖地震。
福岡西方沖地震はマグニチュード7、最大震度6弱でした。
この福岡西方沖地震の影響により、断層にズレが生じ、警固断層の南東部で地震が発生する可能性が高くなったとも言われています。
尚、福岡西方沖地震を受けて地震調査委員会が2007年に行った調査によると、警固断層の最新の活動時期は約3400〜4300年前、活動間隔は3100〜5500年と報告されています。
まとめ
以上、福岡県民が意識しなければならない警固断層についてでした。
重要点をまとめると
- 今後30年以内に福岡で地震が発生する可能性がある
- 福岡の中心部を大きな断層が通っている
- 地震発生時はマグニチュード7.2、震度7が想定される
ということになります。
警固断層の存在自体は1970年代末に初めて確認され、1981年に「警固断層」と命名されました。
警固という名前は、多くの人が知る福岡の地名「警固」に由来します。
この南東部のように内陸の浅い場所で地震が発生すると、震源地付近では緊急地震速報が間に合わない可能性があるそうです。
よって、常日頃から緊急時に備えること(家具の防止転落、防災グッズの準備etc)が求められます。
地震時の対策
ここからは今からできる地震時の対策方法をご紹介。
万が一の時の備え、防災グッズは必需品。
防災グッズは道具のみのものから非常食付きのものまで様々なタイプのものがあり、安いものは5000円程で手に入ります。
防災グッズが家にあることで気持ち的にも余裕が持てます。
その他、火災保険や自動車保険の確認も大切。
加入されている保険に地震特約があるかどうか今一度ご確認ください。
地震で大きな被害が発生した際、保険に地震特約が付帯しているかどうかで補償内容も大きく変わっています。
下記は火災保険と自動車保険の一括見積もりサイト↓
現在契約している保険に地震特約がない方は参考にしてください。
無料で見積もり比較ができます。