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西鉄天神大牟田線「雪の車窓」74.8kmの旅

西鉄大牟田線 大雪の車窓

先日、西鉄天神大牟田線「福岡(天神)駅〜大牟田駅」間を利用しました。

乗車した日は大雪

この74.8kmの旅は格別でした。

車窓から見える雪景色の美しさに感動した他、同じ福岡でここまで天候が変わるのかという衝撃まで受けました。

その時撮った写真を元に状況をお伝えします。

福岡駅〜久留米駅

福岡 大雪この日、福岡市内は朝から大雪。

街ゆく車はスピードを落としながら走行し、人は転ばないように慎重に歩いていました。

普段あまり雪が積もることのない福岡。

多くの人が戸惑っているように見えました(自分もですが・・・)。

福岡 大雪福岡市内の雪は夕方ごろには一旦落ち着きました。

写真は電車出発前に福岡(天神)駅の1番ホームから撮ったもの。

ご覧のように残っている雪はまばら。

もう雪の峠は超えたのかもしれない

そう思いながら電車に乗ると、そこにはすごい風景が待っていました。

西鉄天神大牟田線 大雪の車窓夕方4時過ぎに福岡(天神)駅を出発。

写真は高宮駅近くの様子。

この時間帯は車道や歩道には雪は積もっていなかったのですが、レールには雪は残ったままでした。

西鉄天神大牟田線 大雪の車窓南下するに従って雪の量が次第に多くなっていきます。

写真は井尻駅〜雑餉隈駅間。

奥に見えるレールはJR鹿児島本線です。

余談ですが、西鉄天神大牟田線にはJR鹿児島本線と交差する箇所が2つあります。

上の写真は、そのうちの一つ(もう一つは久留米市)。

西鉄天神大牟田線 大雪の車窓福岡市を抜け出したあたりから、雪が強く降ってきました。

春日市、大野城市と徐々に雪の量は増え、二日市駅に着く頃には、ご覧のように辺り一面真っ白でした。

西鉄大牟田線 大雪の車窓筑紫野市に突入すると、雪国かと思うな風景が広がっていました。

この頃から車内の所々では、スマホのカシャカシャというシャッター音が聞こえてきました。

どうやら自分だけではなく、周りの乗客も普段とは違うその光景に胸躍らせていたようです。

西鉄大牟田線 大雪の車窓小郡周辺では雪は降り止んでいたのですが、ご覧のように田んぼは真っ白の状態。

この先にどのような雪景色が待っているのだろうか・・・。

そう思っていた矢先、事態は思わぬ方向へ。

久留米駅

西鉄大牟田線 大雪の車窓こちらは久留米中心部の様子。

ご覧のようにレールには雪が積もっているものの、街には全く雪は積もっていません。

数キロ前まで雪景色だったのに筑後川を渡ったあたりから急に雪が消えたのです。

どういうことだ?

気になって急遽、久留米駅のホームに降りることに。

西鉄大牟田線 大雪の車窓こちらは久留米駅のホームの様子。

レールにさえ雪はほとんど残っていません。

ちなみに先ほどの雪景色の小郡からこの久留米駅までは時間にしてわずか5分。

久留米駅〜大牟田駅

久留米は街だから雪が積もりにくいのだろうか? 

そう思いながら大牟田を目指し、更に南下することに。

その結果がこちら↓

西鉄大牟田線 大雪の車窓こちらは大牟田駅の様子。

なんと久留米駅〜大牟田駅間は、雪が積もっていませんでした。

同じ県内、わずか74.8kmの距離でここまで天候が違うとは驚きでした。

大牟田駅に着く頃には、数十分前に見た雪景色が遠い記憶であるかのような錯覚にさえ陥りました。

まとめ

以上、西鉄天神大牟田線の車窓から見た雪景色でした。

なぜ筑後地方の一部だけあんなに雪が積もっていたのか?

しばらく疑問に思っていたのですが、あることを思い出して「そうか」と自分なりに納得してしまいました。

それは夏の大雨。

九州自動車道を夏に通ると、それまで天気だったのに筑後地方に突入した途端、ドバッとバケツをひっくり返したような雨が降ることが過去に何度かありました。

筑後地方は山地なので雨が降りやすいのです。

今回の雪は、気温が低くなって、ただその雨が雪に形を変えただけではないかと自分なりに解釈しました。

それにしても、この日は本当に寒かったです。

芯から冷える寒さでした。

早く冬が終わり、暖かい季節の到来を願う今日この頃です。