平和台陸上競技場は間違いなく、福岡で最も都心にあるスタジアムだ。
場所は舞鶴公園内にあり、立地は最高。
毎年12月に行われる福岡国際マラソンのゴール地点としても有名。
今回は、その平和台陸上競技場の場所、雰囲気、歴史などをお伝えしたい。
平和台陸上競技場の場所
まずは平和台陸上競技場の場所から。
前述のように、平和台陸上競技場は福岡で最も都心にあるスタジアムだ。
その様子は、地図で見てもらった方が早いだろう。
住所:福岡県福岡市中央区城内1-4
平和台陸上競技場は福岡市営地下鉄「赤坂駅」「大濠公園駅」から徒歩10分の場所にある。
赤坂駅と言えば、天神駅から一駅にあるビジネス街。
大濠公園駅と言えば、その名の通り、あの大濠公園がある場所。
大濠公園周辺は福岡で最も地価が高い場所として有名だ。
このことから平和台球場は如何に都心に近く、良い場所にあるかが分かることだろう。
平和台陸上競技場がある舞鶴公園周辺は春になると桜の名所としても有名で、多くの人で賑わう。
平和台陸上競技場の雰囲気
そんな都心にあるスタジアムならば、さぞかし立派な建物なのだろう。
そう思われる方は、平和台陸上競技場を見てびっくりするかもしれない。
なぜならば、古く、造りも立派ではないからだ。
こちらは福岡城跡地から見た平和台陸上競技場の様子。
収容人数は2万5000人となっているが、そのほとんどは席がない。
メインスタンド一部のシート席を除いては、芝生に座って観戦するスタイルだ。
上記の写真を撮影した場所は、無料で誰でも行くことができる福岡城跡地。
写真を見れば分かる通り、スタジアム内は外から丸見えである。
ご覧のように、外からでも簡単にピッチを見ることができる。
そのようなこともあり、現在、平和台陸上競技場で開かれる大会のほとんどは、(入場料のかからない)学生などのアマチュアスポーツが中心だ。
福岡国際マラソン
福岡国際マラソンは、毎年12月第1日曜日に開催される。
間違いなく、この日は平和台陸上競技場が一年で最も盛り上がる日だろう。
福岡国際マラソンの様子は全国に生中継され、ニュースでも大きく取り上げられるからだ。
この日ばかりは、多くの人がスタジアムへやってくる。
アビスパ福岡が平和台で試合?
レベルファイブスタジアム(博多の森球技場)をホームスタジアムとするアビスパ福岡。
実は、前身の福岡ブルックス時代に平和台陸上競技場で3試合行なっている。
アビスパ福岡は元々は静岡県藤枝市にあったチーム。
その藤枝ブルックスがJリーグ入りを目指すと言うことで移転した先が福岡だった。
移転当初の名前は福岡ブルックス。
当時のカテゴリーはJFL(現在の2部相当)だった。
95年シーズン、福岡ブルックスは本拠地の博多の森球技場が7月オープンだった為、それまで平和台陸上競技場で3試合行った。
ご覧のようにスタジアムには、たくさんの観客の姿が。
この年、JFLで圧倒的な強さを見せた福岡ブルックスは見事JFL優勝。
翌シーズン、アビスパ福岡となって初のJリーグ昇格を果たした。
この年の福岡ブルックスには、あのマラドーナの弟ウーゴ・マラドーナや元アルゼンチン代表のトログリオがいたりと、中々おもしろいチームだった。