「新型コロナウイルス」
2020年を表すこのワード。
コロナで多くの人が苦しみ、悩まされました。
福岡でも数々のイベントが中止され、街中からは外国人観光客の姿が消えました。
今回は活気ある未来を願い「コロナのない福岡」の写真を集めました。
そこには多くの人で賑わう本来の福岡の姿があります。
写真を見ながら、今年の福岡を振り返ります。
博多どんたく
毎年ゴールデンィークに200万人以上の人で賑わう博多どんたく港まつり。
通常であれば2020年は第59回目を迎えるはずでしたが、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
悪天候以外の理由で、パレードが中止になるのは1962年以降初の出来事でした。
博多祇園山笠
こちらも、どんたく同様、人が密になりコロナ感染の恐れがあるため、開催が見送られました。
約780年の歴史を持つ博多祇園山笠。
皮肉なことに、その起源は疫病退散でした。
実は、博多祇園山笠にとって今回の延期は初の出来事ではありませんでした。
明治時代のコレラ流行期には3度の延期を経験しています。
幾多の困難を乗り越え、継承されてきた博多祇園山笠。
早くあの活気が、博多の夏に戻ってくることを願うばかりです。
放生会
毎年、放生会には約500もの露店が出て、約100万人もの参拝客が訪れます。
今年は神事は行われたものの、コロナ感染防止のため、露店出店などはなく、かなり静かなものとなりました。
博多三大祭りと呼ばれる、博多どんたく(春)・博多祇園山笠(夏)・筥崎宮放生会(秋)。
今年はこの3つがなかったことで、季節感をうまく感じられなかった人も多かったのではないでしょうか。
スポーツ
それは人気がなかったからではありません。
これもコロナ対策のため。
例年であれば多くの人で賑わうスタジアムは「無観客 → 人数制限」となりました。
しかし、寂しいスタンドとは裏腹に福岡のプロスポーツチームは大活躍。
福岡ソフトバンクホークスは圧倒的な強さで日本一に輝き、アビスパ福岡は5年ぶりのJ1昇格を決めました。
その勇姿を来年は一人でも多くの人がスタジアムで見られたら良いですね。
福岡の街
日々の生活も大きく変わりました。
例えば、それは屋台。
飲食&密になる屋台は、大幅に人が減りました。
また、福岡の観光業にも大きな変化が見られました。
昨年まで右肩上がりで多くの外国人観光客が福岡を訪れていたのですが、今年はその姿をほとんど見ることができませんでした。
当然のことながら、お土産屋さん、観光地、飲食店にとってこれは死活問題。
福岡の活気、経済のためにも、改めて早くコロナが収束することを願うばかりです。
以上、写真で振り返る「コロナのない福岡」でした。
来年は問題・悩みが解決される一年になると良いですね。
良いお年を。