福岡のラーメンチェーン店一蘭。
今や全国・海外に86店舗(2021年4月)を展開するまでに成長しました。
個人的には最近、この一蘭の売上が非常に気になっていました。
なぜならば、新型コロナウイルスの影響でお客さんが激減しているのが外から見ていても分かるからです。
以前、一蘭の前をお昼時に歩けば、そこには長い行列ができていました。
列に並んでいたほとんどの人は、中国をはじめとするアジアの観光客。
そう、インバウンドでした。
しかし、新型コロナウイルスの影響でインバウンド観光客は激減(ほぼいないと表現した方が良いでしょう)。
今、一蘭の前を通っても、以前のように列を見かけることはありません。
去年の夏に一蘭に行った時は、並ばずに入ることができ、店内も空席が目立ちました。
これは以前では考えられないこと。
今回のテーマは、
一蘭は新型コロナの影響をどのくらい受けたか?
です。
売上を中心に調べてみました。
一蘭の売上推移
一蘭の売上推移は、一蘭のHPにわかりやすく記載されていました。
気になる結果がこちら↓
年商で表記されています。
参照:一蘭HP
やはりと言うべきか、一覧の年商は新型コロナの影響が出始めた2020年に激減していました。
- 2018年 257億円
- 2019年 288億円
- 2020年 186億円
前年度に比べると、なんと102億円も減少しています。
ある程度の減少は予想していたのですが、102億円とはすごい数字ですね。
なんと36%減。
それにしても、ここ20年の一蘭の年商は絵に描いたように右肩上がりでした。
2000年が20億円だったので、わずか20年で年商が14倍もアップしたことになります。
特に2013年度からの伸びがすごいです。
これには、間違いなく海外のパワー(インバウンド観光客、海外出店)があることでしょう。
新型コロナが収束せず、インバウンド観光客が見込めない現在、一蘭はどう対応するのか今後気になるところです。
一蘭の店舗数
一蘭のホームページを見ていると、売上の他にもう一つ気になる情報がありました。
それは店舗数。
売上が減少したら、やはりその分、店舗数も減っているのでしょうか?
現在の一蘭の店舗数は86店舗(2021年4月現在)。
2020年の84店舗から2店舗も増えています。
この状況下で店舗数を増やすことは、ある程度の資本力がないとできないことでしょう。
調べてみたところ、最近では一蘭は岡山にオープンしているようです。
今春、岡山市内に新店舗をオープンしたようですが、これが岡山初進出とのこと。
新型コロナで身動きが取りづらい時代ですが、そんな中でも新しい一蘭の芽を生やそうとしているようです。
一蘭の通販
一蘭が食べたい。でも、コロナが怖くて店舗に行くのは・・・
と悩んでいる方は、通販で一蘭を楽しむのも一つの手でしょう。
以上、一蘭がどれだけ新型コロナの影響を受けたかでした。