先日、熊本で衝撃的なトイレットペーパー不足に遭遇しました。
結果からいうと、10店舗以上回ってもトイレットペーパーは売っていませんでした。
あまり大した話ではないかもしれませんが、その時の様子をお伝えしていきます。
その他、トイレットペーパーが売り切れ続出の中、ネットで購入できた情報も最後にお伝えします。
トイレットペーパーでお困りの方は、参考にしてください。
トイレットペーパーが売っていない!
2月27日の夜、僕は所用があって熊本県玉名市にいました。
福岡へ帰る手前、あることを思い出しました。
「そういえば家にトイレットペーパーがあと2つしかなかったんだ」
買おう買おうと思って忘れるが、ここ一週間続いていたのです。
また忘れる前に熊本で買って帰ろう。
そう思って何気なくドラッグストアに入ったのが、話の始まりです。
なんと陳列棚にトイレットペーパーが一つも置かれてなかったのです。
以下、地図を使ってその時の様子を実況解説していきます。
こちらが実際に回った玉名市内のスーパー・ドラッグストアです↓
①ダイレックス玉名中央店
トイレットペーパーが陳列棚に置いてないのを初めて目にしたのは、ダイレックス玉名中央店。
しかし、鈍感な僕は、「ちょうど品物を総入れ替えしている最中なんだろう」くらいにしか思っていませんでした。
②マツモトキヨシ玉名店
「そういえば玉名駅前にマツキヨがあったな」
そう思い、次はマツモトキヨシへ向かうことに。
しかし、ここでも(今考えると)異変が。
なんと車を駐車できなかったのです
駐車場は30台ほどスペースがあるのですが満車。
そして駐車場内は、空きを待ってグルグル回る車ばかり。
鈍感な僕は「TSUTAYAって人気なんだ」と思っただけでした。
マツキヨ玉名店は、TSUTAYAと同じ敷地内にあります。
この時、トイレットペーパーが不足しているという情報をまだ知らなかった僕は、まさかマツキヨに行くために車が空きを待ってグルグル回っているなんて想像だにしませんでした。
駐車場の空きが出るまで時間がかかりそうだったので次の店へ向かうことに。
③ドラモリ玉名店
さすがに異変に気付いたのが、3軒目のドラモリ玉名店。
ドラモリはよほどの都心にない限り、駐車場は広いもの。
ドラモリ玉名店もそうです。
しかし、この日は駐車場が8〜9割も埋まっていたのです。
しかも、車から出ると店内へ小走りで向かう多くの人たち。
「何かが起きている」
そう思いました。
店内のトイレットペーパー売り場へ行くと、ここも陳列棚は空。
その光景を見て立ち尽くす女の子二人組の話し声が耳に。
「デマのせいで、本当に必要な人がトイレットペーパーを買えない」
”デマ?”
後で知るのですが、この頃、SNS上で
「マスクの原料に紙が回されるのでトイレットペーパーが不足する」
「トイレットペーパーの原料は中国産なので今後、輸入できなくなる」
というデマが拡散されていたようです。
そのため、トイレットペーパーが不足すると危惧した人たちが、スーパーやドラッグストアへ殺到し、品切れ状態になっていたのです。
ドラモリでは、トイレットペーパー以外にも印象に残る光景が。
よく見るとティッシュペーパー、キッチンペーパーなど紙を使うものがすべて売り切れだったんです。
また、わずかに残っていた女性用生理用品の前にはたくさんの人だかりが。
店内はというと、通常よりも多くの人で溢れかえり、震災か何かの直後ではないかと思うくらいの緊迫感でした。
④スーパーキッド玉名店
⑤ダイレックス玉名店
諦めの境地です。
ないと分かっていても、一応近くにあるストアへ。
ここで、あることに気づきます。
前と後ろの車が、自分と同じルートを辿っているのです。
そう、前の店でトイレットペーパーがなかったので次の店へと皆が移動していたのです。
当然のごとく、ここでもトイレットペーパーは売り切れ。
そして更に、あることに気づきます。
レジに多くの人が並んでいたのです。
よく見ると、保存食などをカゴいっぱいに積んでいる人ばかり。
改めて、これは尋常ではないと思うばかり。
どこにも売っていないトイレットペーパー
帰るまで、上記の玉名5店舗に加えて、帰路の途中にあったドラッグストアやスーパーを回るも、どこもトイレットペーパーは売り切れ。
これは福岡県内に入っても一緒でした。
テレビをつけると、コロナのニュースばかり。
どうやらコロナの影響で全国の学校が休校になるようだ。
改めて、今の状態は尋常ではないと思うばかり。
ネット上でも売り切れ続出
家で少し落ち着いていると、ある考えが浮かびました。
「ネットならば、トイレットパーパーがあるかも」
そう思い、アマゾン、ヨドバシカメラなどを見るも、皆、考えることは同じでトイレットペーパーは全て売り切れ。
試しにフリマアプリで「トイレットペーパー」で検索するも、そこには通常400円ほどで売られている商品が3000円、5000円、場合によってはセットで数万円などで売られていました。
本当にカオス。
結局、この日は、10店舗以上回っても、ネット上でもトイレットペーパーを手にすることができませんでした。
奇跡的にネットでトイレットペーパー購入
ここからは少し役に立つかもしれない(?)情報を。
「トイレットペーパーが家にあと2つしかない」
そう不安があった為か、深夜3時くらいに目が覚めました。
何気なく、スマホを手にしてAmazonで「トイレットペーパー」を検索すると・・・
なんと、先ほどまで「売り切れ」状態だったのに、今は販売してある!
上記赤枠の「今すぐ買う」ボタンがその証拠。
品切れだと、このボタンは表示されないんです。
販売してあったのは、
エリエール ダブル 12ロール(846円)
スーパーで買うのと比べると少し割高感があるものの、送料込みで846円は魅力的(amazonプライム会員
すぐに購入。
買いだめ中止の要請をニュースで見ていたので、個数は1つだけにしました。
2月28日午前3時に購入。到着は3月1日。
うん、悪くない。
これでしばらくは大丈夫そうだ。
因みに、同じ商品を3時間後の午前6時にもう一度見ると既に売り切れになっていました。
ここからは完全なる憶測です↓
もしかしたら、ネット上では売り切れと表示されていても、一時的に在庫ができて販売されている時間帯があるのかもしれません。
今回の件がそうです。
午前0時売り切れ → 午前3時購入可 → 午前6時売り切れ
でした。
よく調べると、amazonなどのオンラインショップには入荷後の通知システムがあるようです。
これは、その名の通り、入荷したらメールで知らせてくれる機能。
今、トイレットペーパーを欲しい方は、このようなオンラインショップの入荷通知システムを利用するのも一つの手でしょう。
通知があることで、わずかに販売されている時間帯に購入することができるかもしれません。
まとめ
以上、深刻なるトイレットペーパー不足についてでした。
後でニュースで知ったのですが、トイレットペーパーの在庫は国内にまだたくさんあるんだとか。
しかし、前述のデマ情報により、全国のお店でトイレットペーパーが売り切れになっているようです。
そして、その中でも特に顕著なのが今回紹介した熊本。
その理由は2016年に起こった熊本地震にあるようです。
熊本地震の際、熊本のスーパーには食料や生活品を求める人が集まり、売り切れが続出。
その苦い経験がある熊本の人たちは、今回のトイレットペーパーがなくなるという情報に過剰に反応したようです。
何はともあれ、早くトイレットペーパー不足が解消されること、そしてコロナウイルスが終息することを望むばかりです。