今回は久留米にある、ちょっと気になるお寺通りを紹介します。
そこには、約350メートルの間に17ものお寺があるのです。
なんと20メートルにお寺一つの計算。
その様子を、写真を交えてお伝えしていきます。
Contents
寺町地区とは?
お寺がたくさんある場所の名は、寺町地区と言います。
まずは、案内図を見てもらったほうが早いでしょう↓
ご覧のようにお寺が連続で並んでいます。
福岡市内にもお寺がたくさん建ち並ぶ御供所という地区があります↓
御供所地区のお寺は一つ一つが大きくて、また雰囲気が違うのですが、このように一つの通りに連続してここまでお寺が建ち並ぶのは極めて稀だと思われます。
上図の「寺町の沿革」に記されている内容はこちら↓
元和七年(1621)有馬豊氏は丹波国福知山(京都府)より入国し、久留米城の大拡張を行い、城下町の防衛のため、城下の要衝(寺町・瀬下町・荘島など)に寺院群を配置しました。なかでもこの寺院地区は東の防衛線として最大の規模を持ち、創建間近い延宝年間(1673〜80)には25ヶ寺の伽藍が立ち並びました。現在、6つの宗派17ヶ寺が残っています。本堂や門の建築様式に各宗派の特徴が見られます。
寺町には勤王の志士 高山彦九郎、久留米つつじの始祖 坂本元蔵、久留米絣創始者 井上伝など久留米にゆかりのある先達が静かに眠っています。
この地区のお寺は、元々は城下町の防衛のために作られたようです。
寺町地区の雰囲気
「寺町の沿革」に記されていたように、寺町地区には6つもの宗派が共存しています。
そのため、宗派によって建築様式に違いが見られるのが特徴です。
こちらはその一部。
同じお寺なのに大分雰囲気が違います。
中には教会のような建築様式のお寺も。
お寺巡りが好きな人にとっては、寺町地区は一気に回れるので良いかもしれません。
寺町地区の地図
上記の赤丸部分は、寺町地区の中心地となります。
寺町地区は、西鉄久留米駅からは徒歩12分ほどの場所にあります。
以上、久留米にあるお寺が立ち並ぶ通りでした。