皆さんは、西鉄久留米駅から程近い明治通り沿いに銀行・金融機関が密集しているのをご存知でしょうか?
気になって数えたところ、確認できただけでもわずか1.3kmの間に14もの銀行・金融機関、そして7つもの保険会社がありました。
なぜ、これだけ多くの銀行が密集しているのか?
そして久留米とはどのような所なのか?
気になったので色々と調べてみました。
銀行通りの場所
上図のオレンジ色の部分が今回紹介する銀行通り↑
銀行通りという名前は私が勝手に作ったもので、正式名称は明治通りです。
久留米駅は「JR」と「西鉄」の2つあるのですが、銀行通りは西鉄寄りになります。
このわずか1.3kmの間にたくさんの金融機関が軒を連ねているのです。
銀行・金融機関の数
確認できただけでも下記のようにたくさんの銀行・金融機関がありました↓
銀行・金融機関
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- 福岡銀行
- 西日本シティ銀行
- 筑邦銀行
- 佐賀銀行
- 熊本銀行
- 肥後銀行
- 筑後信用金庫
- 日本政策金融公庫
- 大和証券
- 野村證券
保険会社
- 朝日生命
- 大同生命保険
- AIG損害保険
- フコク生命
- ソニー生命保険
- あいおいニッセイ同和損保
- ジブラルタル生命保険
銀行・証券会社に単体の建物が多いのに対し、保険会社はビルの1フロアであることが多いです。
ちなみにフコク生命、ソニー生命保険、あいおいニッセイ同和損保は全て同じビル内にあります。
それにしても何故、こんなにも西鉄久留米駅周辺には銀行が多いのでしょうか?
色々調べてみるとその答えが見えてきました。
下記3つは主な理由です。
人口が多い
まず一番目に挙げられるのが人口の多さ。
市町村 | 人口 | |
1位 | 福岡市 | 1,568,265人 |
2位 | 北九州市 | 936,586人 |
3位 | 久留米市 | 303,052人 |
久留米は福岡県内で3番目に大きな都市です。
しかし、県内3位と言えども30万人。
決して巨大都市とは言えません。
何故そこにあれだけの銀行が密集しているのでしょうか?
産業の発展
久留米は「ものづくりのまち」として昔から有名です。
例えばゴム、自動車、バイオ、食品、生産用機械など様々な産業が集積しています。
具体例を挙げると、ゴム産業では
- ブリヂストン
- アサヒシューズ
- ムーンスター
を中心に発展してきました。
その他、筑後川流域の肥沃な土地を背景に、農産物の生産や流通も発展しています。
このように歴史的に見て多くの産業があったため、銀行の需要があったのです。
筑後地方全体の金融センター
前述の通り、久留米には「JR久留米駅」と「西鉄久留米駅」があります。
このように交通機関が発達しているため、久留米に拠点を置くと筑後地方全体の金融センターとしての役割を果たすことができるのです。
筑後地方全体とは八女市・筑後市・大川市などを含む広域のこと。
また、久留米は佐賀との県境にあるため、県境に住む佐賀県民にとっても久留米の金融は重宝されているはず。
一度久留米まで出てくれば、複数の銀行や証券会社を一気に回れるのでかなり便利ですね。
まとめ
以上、久留米の銀行通りについてでした。
初めてこの通りを歩いた時は、銀行の多さに驚いたものです。
今回、きちんと数を調べてみたところ、わずか1.3kmの間に約15もの銀行・金融機関があって更に驚きました。
まだ行ったことがない人は、Googleストリートビューでもその様子を確認することができます。
画面左側に見えるのは、六ツ角交差点にある三井住友銀行久留米市店↑
上の画像をまっすぐ進むと、左側に「筑邦銀行 → 西日本シティ銀行 → 福岡銀行 → ゆうちょ銀行 → 三菱UFJ銀行」と連続してあるので面白いです。
ちなみに、個人的には数ある銀行の中でもりそな銀行の外観が好きです↑