北九州の成人式と言えば、派手な衣装&荒れることで全国的に有名です。
しかし、これはここ最近の話。
実は2000年代前半まではそんなに派手ではありませんでした。
なぜ急に北九州の成人式は派手になったのでしょうか?
その背景には、二人の男性、そして二人の高齢双子姉妹の存在がありました。
11月25日にRKBで放送された「まじもん 激レア映像!福岡2万3,000日物語 第2弾」にて北九州の成人式が特集されていたので、要点をまとめてみました。
北九州の成人式は昔は地味だった?
番組内では2001年にスペースワールドで行われた成人式の様子が映し出されてたのですが、それは至って普通の成人式でした。
今のように派手な衣装の人はおらず、荒れる様子もなかったです。
しかし、2003年頃に起こった”ある出来事”がきっかけで、派手な衣装が増殖していったのです。
北九州の成人式が派手になったきっかけ?
一体、2003年頃に北九州で何が起こったのでしょうか?
きっかけは新成人の二人の男性。
二人は数年前に亡くなった双子の姉妹である
- きんさん(2000年に107歳で逝去)
- ぎんさん(2001年に108歳で逝去)
みたいになりたいと、金・銀の袴をオーダー。
注文を受けた成人式の服を手がけるみやび(北九州市小倉北区)は、二人の期待に応えようと全身が金・銀の派手な袴をオリジナルで作りました。
当然、そのような派手な衣装で会場へ行くと皆の注目を集めることになります。
そして、それを見た人たちが翌年、派手な衣装をマネしたのです。
更にそれを見た人たちが「翌年→翌年→翌年」とマネをし、派手さが年々増殖。
気づくと北九州の成人式には派手な衣装の人たちが増え、それと共に盛り上がり(時々、荒れることも)を見せるようになったのです。
その勢いは止むことなく、北九州の成人式といえば今や色んな意味で全国区になりました。
まとめ
このように北九州の成人式の衣装が派手になった背景には二人の男性、二人の双子姉妹の存在がありました。
それにしても”流れ”って本当にすごいですね。
話がちょっと逸れるのですが、以前、日本ではハローウィンパーティーは根付かないとずっと言われ続けていました。
しかし、渋谷でちょっと火がつくと、年々盛り上がりを見せ、今や大きなイベントに。
一度すごい流れができたら誰にも止められません。
この流れに乗った北九州の成人式は今後、どのように進化していくのでしょうか?
勢いが良い方面へ向かうことを願うばかりです。