皆さんは福岡県に「京都郡」と言う場所があるのをご存知でしょうか?
読み方は「きょうと」ではなく「みやこ」です。
なぜ「みやこ」と呼ぶのでしょうか?
今回は京都郡の場所、そして「みやこ」と呼ばれる理由をお伝えします。
京都郡の場所はどこ?
上図の赤枠部分が京都郡↑
福岡市からは離れた場所にあり、北九州市と行橋市に挟まれています。
地理的には大分県に近い場所にあります。
京都郡は「苅田町」と「みやこ町」から構成されており、人口は55,371人(2024年11月)。
京都を「みやこ」と呼ぶ理由は?
京都郡の歴史は古く、10世紀ごろには既に一つの地区として成り立っていたそうです。
では、いつどのような形で「みやこ」と呼ばれるようになったのでしょうか?
『日本書紀』には、西暦82年に熊襲(くまそ)が反乱を起こし、天皇が豊前国(福岡県東部及び大分県の北西部)に入ったと記されています。
その際、豊前国内に一時的に行宮(あんぐう)を設け、天皇がそこを「京(みやこ)」と名付けたことから、その地区が後に「みやこ」と呼ばれるようになり、現在に至っているようです。
まとめ
以上、京都郡が「みやこ」と呼ばれる理由についてでした。
「みやこ」と言う地名が2,000年近く前からあったとは驚きです。
ちなみに、元サッカー日本代表の大久保嘉人さんは今回紹介した京都郡出身です。