宗像大島を一周【神宿る島】

大島




大島は宗像市に属し、周囲15km、人口約700人の島。

神湊港からは約7km離れており、福岡県で一番大きな島としても知られる。

2017年には、大島にある宗像大社中津宮沖津宮遙拝所が世界文化遺産に選ばれ、海外からも注目されるようになった。

また、近年ではその世界文化遺産を祝し、湖池屋とコラボし「湖池屋 JAPAN PRIDE POTATO 焼のり醤油」を全国で販売するなど話題も事欠かない。

今回は、その大島を一周してきたので、詳細をお伝えしたい。

大島の紹介スポット

宗像大島こちらが今回紹介するラインナップ。

前述のように大島の周囲は15km。私は歩いて大島を一周したわけだが、途中で道に迷ったりして島を出る頃には万歩計は18kmを指していた。

色々と歩いただけに、島の詳しい情報をお伝えできると思う。

写真もたくさん撮ったのでそれも併せて紹介していきたい。

大島の雰囲気

大島大島へは神湊港からフェリーで20分程。

海に浮かぶ島・大島。当然のことながら主産業は漁業だ。大島港ターミナルを出てすぐの場所には、ご覧のようにたくさんの船がある。

大島こちらは大島港からほど近い場所にある島の中心地。

写真は平日の午前11時台に撮影したもの。実にのどかな光景だ。

尚、大島の集落のほとんどは大島港がある島の東側に密集している。

宗像大社中津宮・沖津宮遥拝所

宗像大島
大島へは宗像大社中津宮沖津宮遥拝所を目当てに行く人も多いことだろう。

今回の特集だけでは収まりきれそうになかった為、別枠で記事を設けた。

宗像大社中津宮と沖津宮遥拝所の詳細はコチラ

御嶽山展望台

御嶽山展望台御嶽山展望台は、2階建と質素な造り。

それもそのはず、展望台があるのは大島で最も標高の高い場所にある御嶽山の山頂(標高224メートル)にあるからだ。

よって、特に高い展望台を造らなくても眺望が良い。

大島こちらは展望台からの眺望。

遠くにうっすらと見える島は、同じく宗像に属する地島

地島も神湊港からフェリーで行くことができる。

因みに、御嶽山の山頂まで行くのはそうハードではなかった。

デジカメの撮影時刻を見返したところ、宗像大社中津宮から御嶽山展望台への所要時間は20分ちょっとだった。

風車展望所・遊歩道

風車展望台歩くとなるとかなりの距離になるが、大島港の反対側には風車展望所がある。

ご覧いただければ分かる通り、ここが実に開放的な雰囲気。

絵に描いたような風景とはまさにこのことだろう。ずっと眺めていても見飽きない。

余談だが、この風景を初めて見た時、韓流ドラマのクライマックスシーンで出てきそうな風景だと思ったのは私だけだろうか。

砲台跡・観測所

大島先ほど紹介した風車展望所の近くには砲台跡がある。

砲台と大島に何の関係があるの?

そう思われる方もいることだろう。

実は、日露戦争の時に行われた日本海海戦(1905年5月27日、28日)と大島は大きな関わりがある。

日本海海戦とは、東郷平八郎元帥率いる日本艦隊とロシアのバルチック艦隊とが沖ノ島沖で衝突した対戦。

当時、バルチック艦隊は世界最強の艦隊と恐れられていたのだが、日本軍はそのバルチック艦隊をわずか数時間で壊滅させたのだ。

この日本海海戦での勝利が決定打となり、日本は日露戦争に勝利することになる。

大島は本土から少し離れた島であること、また見通しが良い場所にあることから、旧日本陸軍が下関要塞の一部として様々な施設を設置した。

例えば、上記の砲台跡もその一つ。戦争当時は、20km以上も弾が飛ぶ大砲が4基もこの周辺に設置されていた。

因みに、軍事施設の多くは戦後はそのままの状態で放置され完全なる廃墟となったり、草木が生い茂って近寄れないことも多いそうだ。

しかし、大島にある砲台跡は今でもしっかりと4つ綺麗な状態で残っている。

これには周辺が公園として整備されていることが大きい。

そのような環境下にあることから、砲台跡は誰でも簡単に見学できるようになっている。

大島砲台跡近くには観測所もある。

画面中央に見える少し盛り上がっているのが観測所。地面と同化させて、あえて敵にバレないように作られている。

大島こちらは観測所の内部から見た風景。

ここから海を見て、敵が来ないか見張っていたのだろう。同じ場所に立って、そう想像するだけでもドキドキするものだ。

大島
砲台跡近くには、日露戦争の慰霊碑がある。2013年に設置されたようだ。

前述のように日本海海戦は日本海軍の圧倒的な勝利で終わったわけだが、この際の戦死者は日本が117人、ロシアに関しては4830人にも及んだ。

その為、大島には多くのロシア兵の遺体が流れ着いたそうだ。当時のロシアと言えば、日本の対戦相手。

しかし、島民はロシア兵の遺体を丁重に葬ったそうだ。

そのような経緯もあり、二度と同じような戦争が起こらないようにとの願いを込めて、ここに両国の戦没者が慰霊されている。

馬蹄岩

大島馬蹄岩は、大島の外れにある。

この馬蹄岩は、宗像三女神の一神である田心姫神(たごりひめのかみ)が馬に乗って沖ノ島へ飛び渡った時にできた馬の足跡だと云い伝えられている。

大島遠方から撮影した馬蹄岩の様子。遠くから見てもその存在感は抜群。

夢の小夜島

大島画面中央に見えるのは夢の小夜島

夢の小夜島は、連歌師宗祇(そうぎ)の筑紫紀行に歌われた島。

海中に立つ赤い鳥居が印象的。

尚、この周辺は夏になると海水浴場として賑わう。

オルレ

大島ここからは知っておくと、ちょっと為になる情報。

大島にはオルレのコースがある。

オルレとは、海や山などの自然を五感で感じながら楽しむトレッキングコースの総称。

オルレのコースの目印は上記の写真の赤と青のリボン。

このリボンが島のいたるところにある。

道に迷った時、このリボンの存在を覚えておくと良いかもしれない。

なぜならば、オルレのコースは人が歩きやすい場所に設置されているからだ。難所などには設置されてないはず。

コースに関しては、観光案内所などでパンフレットが置いてあるので確認することをお勧めする。

因みに、大島のオルレのコースは全長11.4km。所要時間は4〜6時間。

コースは

大島港 → 御嶽山 → 風車展望所・砲台跡 → 沖津宮遥拝所 → かんす海水浴場(夢の小夜島) → 大島港

となっている。

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